モーラナイフの黒錆加工に挑戦!
やっぱりキャンプが好きな男の子が興味を持ってしまうものといえば…
そう、刃物です!
キャンプでは、料理に薪割りにと、なにかと刃物が必要なわけですが、わたくし(おじキャン3号)は、できるだけ持ち物を少なくしたいのと、薪割りさえできれば料理なんぞどうでもいいタイプの人間ということもあり、ナイフを選択することに。
では、どんなナイフがいいのかなー、と調べていると、出てくるのはモーラナイフとオピネルというブランドのナイフ。どっちがいいかとさらに調べると、どうやら薪割りにはモーラナイフがよいらしいとのこと。
さらにさらに、モーラナイフには黒錆加工という刀身を黒くできる加工をよく施すという情報をゲット!こんな少年の心をくすぐる加工はやらないわけにはいかないだろう!ということでモーラナイフを購入し、黒錆加工をしてみたので、その一部始終をご紹介いたします。
モーラナイフ購入
まずはもととなるモーラナイフを購入。
購入したのはこちら。
モーラ・ナイフ Mora knife Companion Heavy Duty MG
お値段わずか2860円というお手頃品。
オオオ………この状態でも輝く刀身が美しい。
しかし…目的は黒錆加工。この刀身が真っ黒にできるのである。
ワクワクが止まらない…
材料
黒錆加工に必要な材料はこれだけ。
・紅茶
・お酢(今回は穀物酢を使用)
・ペットボトル(ナイフの刀身が入るものならなんでも)
こ、こんなお家にあるありふれたもので刀身を真っ黒にできるとは…
驚きである。
工程1:紅茶を沸かす
適当な量のお湯を沸かし、紅茶のティーバックを5つほど投入。
濃いめの紅茶を造ります。
工程2:紅茶にお酢を投入
紅茶を沸かしたら、ペットボトルに移し、入れた紅茶の量の半分くらいの酢を投入。いわば超濃いぃレモンティーを作る感じだ。
これで加工液の準備は完了。そこにナイフをぶっこんであとは待つだけ。
工程3:待つ
あとはひたすら待つだけ。調べたところによるとおおよそ3時間程度ほど待てばよいとのことなので、ひとまず3時間待つことに。
漬けてしばらく待っているとこんな感じで、気泡のようなものが出てくる。
どうやらこれが反応している証拠なのだとか。うーん、これは期待してしまう。
さらに待つと、こんな感じで紅茶が真っ黒になってくる。匂いはかなり酸っぱくさい。正直カラダに悪そうである。だが、漬ける。漬け続ける。
工程4:きれいに液体を洗い流して、完成
3時間が経過したので見てみると、おお、たしかに刀身が黒くなっている。
これはいけそうだと思ったので、ナイフの刀身を流水でしっかり洗い流す。
ふふふ…黒いではないか。カッコいいではないか。
あとはこれをしっかり乾かして、加工は終了。このとき乾ききるまで刀身には触ってはいけないので要注意だ!
そして、出来上がったのがこちら!
オオオオオオオオオオオオッ
………んんん?
なんか、思ってたよりも黒くない…?
でも、成功だよね。とりあえず完了!
………なんて納得できない!!!!
ということで同じ工程をもう一度することに!
やはり、黒錆加工というくらいなら斬月くらい黒くなってくれないと!
日輪刀くらい黒くなってくれないと!
男の子は納得できないのである!
ということで、出来上がったのがこちら。
…黒い
うっとりするくらい黒い。
これだよ。黒い刀身というのは。この黒さだよ。
というわけで大満足の仕上がりとなりましたとさ。
感想
やってみた感想だが、かなり大満足である。
やはり黒い刀身のナイフというのは男の子の心にいつまでも残る中二心を刺激してやまない。
わたしのように中二心が深い人は3時間といわず一晩くらい漬け込むことをおすすめする。そのほうが仕上がりがより中2っぽくなること請け合いだ!
後日談
ナイフ購入後、再びキャンプに行く機会があったので、わたしの日輪刀、わたしの斬月でしっかりバトニング&フェザースティックづくりを行ってみた。
フェザースティックが下手なのはまあご愛嬌ということで。。。。
ナイフでのバトニングも快適だったし、大満足である。
だが………
ナイフでのバトニングは針葉樹がせいぜいで広葉樹は無理らしい。
うっかり調べずに広葉樹のバトニングに挑戦して、あやうく購入したばかりの日輪刀を壊してしまうところだった。
やっぱり、ナタはいるのかもなぁ………
ナタも黒錆加工できるのかな?できるのなら購入してやってみたいものである。
以上、初めての黒錆加工レポートでした!
※おじさんキャンプを応援したいと「少しでも応援したい」と思った人は、ぜひ投げ銭お願いします!キャンプギアほしいんだもん!!!(笑)