女子バスケと山梨QBの東京羽田戦(2021年)
悔しい時は、徹底的に反省する。僕は試合に出てないけど、反省したいと思います。次の勝利のために!やっぱり勝利はこの上ない喜びだったもんなー。あの喜びを早い段階で味わえてよかった。山梨QBの選手達、ありがとう!
2021年11月13日(土)、14日(日)と鐘山スポーツセンター総合体育館で
羽田戦が行われました。13日は山梨QBが1点差で勝利、14日は羽田が14点差で勝利。今回は14日の14点差で山梨QBが負けた試合を振り返ってみます。
ちなみに昨日の山梨QBの勝因は、1Q、2Qとほぼ互角だったが、2Q終わりの水野菜穂選手のブザービートの3ポイントシュートという終わり方で次に繋いだ。3Q、5分過ぎ辺りから、羽田の選手達に疲れが見え、急に動きが悪くなった、そのすきにバタバタと点を取り、3Qでは山梨QB(21ポイント)、羽田(15ポイント)と差が開いた。それと4Qの1点差ゲームはENEOS戦で経験済みということで、焦らず戦えた。
さて、14日(日)。羽田は絶対に落とせない一戦なので、コーチ陣も死に物狂いで分析してくるだろうと思ったが、案の定。。。
羽田のディフェンスは、ディフェンスラインを下げ過ぎずに山梨QBの選手達をプレイさせていた。しきりにコーチが「下がるな!下がるな!」と何度も叫んでいた。これはトヨタ戦でやられたディフェンスだ。案の定、狭いスペースで後ろでボールを回すだけの攻撃になり、時間ギリギリで苦しい状態でシュートを打つので、確率は下がってしまう。
3ポイントがあと4本決まっていれば、、、もっと楽な展開になったはず。
うーん。。たらればになってしまう(涙)
ただ2Q終わって、33対18と15点差。
それでも負ける気がしなかった。
もしかすると山梨QBの選手達も同じだったかもしれない。
昨日、勝ったことですこしづつ風格が出てきた。
勝ち切るチームは、したたかだ。
ENEOSを見れば分かる。小さいチームには遠慮なく渡嘉敷選手にボールを放り込んでくる。トヨタ自動車もシラ ソハナ ファトー ジャ選手にボールを放り込んでくる。弱い所をどんどんついてくる。
羽田は、3Q残り5分で4ファール。苦しい展開だ。
本来なら本橋選手を代えたい所だが、最後6分間でずっぱりだった。
羽田としては、ここが勝負所だと思ったのだろう。
ここで山梨選手間で、5ファールを狙おうと共通認識を持って、
ドライブを仕掛けるなどの作戦ができたら、もしかしたら変わっていたかもしれない。かもしれない理論だけれど。
相手の弱い所を見つけたらそこをどんどんつく。
そうやって苦しい状況でも勝つチームは勝ち切っている。
個々でバスケの上手い選手が集まってるからではない。
試合中に相手の弱い所を見つけて、選手が共通認識を持って、
そこをついていけるか、、。
それと、「積極的」と「強引」は全然違う物。
攻撃の「積極的」というのは、打てるタイミングでシュートを打つこと。
打てるタイミングで打たないのは「非積極的」。
3Q残り9秒、向かって左サイドで、渡邊 愛加選手がディフェンスをずらし、すかさずミドルシュート、2ポイント。えっ、こんなに簡単に点って取れるの?という位の感覚だった。さすがベテラン。しかも地元開催で、小学校から使っている体育館だけあって、山梨QBの中では一番冷静だったのかもしれない。自分で行かずパスを出すシーンが多い渡邊選手だが、積極的に打っていった。
4Q開始早々、速攻から水野選手から富田選手へパス、フェイダウェイで2ポイント。わずか10秒の出来事。この早い段階でのシュートができれば強いチームにも勝てる。富田選手のことでいうと、やはり背が高いので足元の早いパスを受けるには苦手。できれば、スチールされない角度の高めの取りやすいパスを出してほしい。
4Q、5分42秒、羽田の奥田選手が3ポイントを決めた後、若原選手が時間をかけずに3ポイントを返す。フリーで打てる時は迷わず打つ、若原選手の積極性。
4Q、4分18秒、自コート左サイドから山本選手が逆サイドの相手サイドの若原選手にパス。シュート2ポイント、わずか8秒の出来事。
4Q、3分14秒、水野選手が意地でボールを取り返し、若原選手が、意地の3ポイントをねじ込む。わずか5秒の出来事。
この時、水野選手も相当、足にきていた。連日、30分以上の出場だけに疲労も半端ないだろう。それでもまだ諦めていない姿は後輩達の目に焼き付いたはずだ。それにしても若原選手の5ファールは痛かった。流れを引き寄せたタイミングだけに。
4Q、2分30秒、山本選手がボールを奪い、レイアップで2ポイント。わずか3秒の出来事。
こうやって振り返ると、一目瞭然だった。
ディフェンスでミスを誘い、奪い返し、速攻で、10秒以内で点を取る、
これが山梨のバスケなんだ。これを選手達はコツコツと続けている。
時間をかけてディフェンスを受けて攻撃する場合は、ゴール下を狙い過ぎず、ミドルシュートを狙いながら、確率をあげ、インサイドを狙っていくしかないかもしれない。
(ディフェンスは羽田を65点でおさえているので合格点だ。)
それと、オフェンスで苦しくなると、どんどん細かいパスを回すようになる。ダイナミックな長いパスで相手を翻弄したい。。
理想的な攻撃は、「扇」のような攻撃だと思っている。
開いたり、閉じたりを繰り返していく。
相手は徐々に翻弄され、「次は開くな」とか予想してくるので、
その瞬間逆をつける。
開いたまま、閉じたままでは単調になってしまう。
同じことはサッカーでもいえる。
【まとめ】
「ディフェンスは、得点を取れる確率が高いオフェンスの始まり」
「ディフェンスから10秒以内に打ったシュートは、ほぼ100%決まる」
「相手の弱い所を見つけ、共有し、攻められるか」
「5ファールを利用するというしたたかさ」
「パスは目的ではない、シュートのための手段」
「3ポイントの確率は30%以上」
シャンソン戦は、「勝者のしたたかさ」を出せるかがが今から楽しみだ。
追伸、そういえば、選手手作りストラップが残り3つだったから買い占めてやろう(笑)、と思ったが子供達が「かわいい。パパ買って」とかやりとりしてたから買うの止めました。ジャイアンみたいになっちゃうから。結局、買ってなかったけど。子供に大人気!
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