【オーダー①】フラグメントケースサイズカスタム① 荒裁ち~ヘリ漉き・床面処理~本裁ち~パーツコバ
オーダー品づくりを紹介します。
今年の8~9月にかけて製作していたフラグメントケースのご依頼主様から再び同じサイズでのオーダーをいただきました。
その時の完成品はこちら。
ブログはこちら。
このオーダーの原型となったものは下の青いフラグメントケースです。
マス目にあるように、縦85mm×125mmでした。
それを縦95mm×横180mmまで拡大し、カードポケットを6段まで増設しています。
1万円札を折り曲げずに入れられるお札入れも追加。
向かって左側にマチが付いていますが、それを取り除き、マチ無しタイプへ変更しました。
それで今回製作していますモデルもサイズは95×180。
カードポケットとファスナーポケット、札入れの配置や向きを変えてのご要望です。
イラストで描いたのが下図。
一番手前がカードポケット6段、向こう側にファスナーポケットがあり、そのすき間を札入れスペースにするというものです。
ファスナーが左に閉じるのに対し、右側がカードポケットの入り口へ変更という配置です。
では、組み立てていく前の下ごしらえから始めます。
1.荒裁ち
型紙は以前のものを再利用し、一回り大きく切り出します。
2.ヘリ漉き・床面処理
縫い代を元の厚み(1.0~1.1mm)の50%まで漉いた後、裏地となる豚革(0.5mm)を貼りました。
カードポケットには裏地は貼らず、床面処理をしています。
3.本裁ち
本裁ちするときは、何重にも重ねることを考慮し、5mm大きく切っておきます。
貼り合わせた後にぴったりの寸法に切り落とした方がきれいにコバが揃うためです。
貼り合わせない辺は、ぴったりに切っておくと組み立てる際の目印になります。
ファスナー周りも材料をすべて揃えました。
4.刻印
作り始めると忘れがちなので、先に刻印を入れておきます。
5.パーツコバ
表革:サフィアーノ調プリズム型押しのコンビ革
裏地:豚クロム革
どちらもクロム革の性質を持っているので、先にカタメールなどの硬化剤で固めてからフチ捻・ヘリ落としをしました。
その後は「クロム革のコバ磨き」を施して組み立てる前の準備が終わります。
クロム革のコバ磨きについてはこちら。
今回のポケットの入り口のコバは直線なので、比較的スムーズに磨き終えることが出来ました。
では、次回もお楽しみに。
今回も読んでいただきありがとうございました。
【お知らせ】
現在のオーダー状況は、
12月第4週末まで埋まっております。
次にご注文される方は、最速で2025年1月第2週までに発送できます。
基本的には、早くて1週間、遅くとも1ヶ月で完成します。
下記ネットショップで販売、オーダー受付をしています。
クリーマ
https://www.creema.jp/c/ojamalegaful
「#ojamalegaful」と入力すると商品が見つかりやすいと思います。
※オーダーをご希望の方は、「この作品について質問する」もしくは「質問・オーダーの相談をする」ボタンよりコメントしてください。
☆「オーダー用」というページがある場合は、そちらからご注文するか、質問してください。
ミンネ
https://minne.com/@ojamalegaful
「ojamalegaful」と入力すると商品が見つかりやすいと思います。
※「#」は外してください。
※オーダーをご希望の方は、「質問」ボタンからコメントしてください。
メルカリ
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※メルカリでのオーダーメイドは終了しました。
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