袋縫い型+割り伏せ縫いペンケース① 割り伏せ縫いで本体づくり
今回からも袋縫い型ペンケースをやります。
以前と異なるのは、「割り伏せ縫い」で模様付けしているところです。
下のように、薄茶(ライトブラウン)と濃茶(ビターチョコ)の革を合体して1枚の革のようにするやり方です。
【断面図①】のように合体する縫いをします。
縫い終わったら、次に割るので、接着剤を塗ります。
折り曲げる範囲以外にはボンドを塗らないように注意します。
※割り伏せ縫いをするときには、出来るだけ革漉きをした方が革を曲げやすいです。
*10mm幅の縫い代とするなら、12mm幅まで漉いた方がいいでしょう。
*ボンドを塗る範囲は、10mm幅縫い代の2倍の20mmとするとちょうど合います。
ゴムのりを使うと、塗るのが容易です。
乾かしてくっ付けるタイプのボンドなので、片面だけ乾かしてから、ひっくり返してテーブルの上に置いてもボンドでテーブルが汚れることなくもう片面塗れますので。
ゴムのりより強い接着力が欲しいのなら、白ボンドの方が良いですね。
ボンドがくっ付けられる状態になったら、【断面図②】のように革を広げます。
次に、余った革を縫い線まで「割る」とこのようになります。
ハンマーやローラーなどで十分に圧着させてください。
いったん表側がどうなったか確認。
均等になっているようです。
本来、続いて「伏せ」縫いをするのですが、このままの方が模様がきれいだし、使ったボンドの接着力が強力なものなので、縫わないことにしました。
接着力が弱いのりの場合には、しっかり縫った方がいいでしょうね。
ちなみに、割り伏せ縫いをすると、以前作ったペンケースのようになります。
この伏せ縫いをしたときに出るステッチを良しとするか否かは色遣いやボンドの接着力との相談ですね。
最後に、上辺をヘリ返します。
これもボンドで接着するところ以外には塗らないように注意します。
表に返して、刻印を押せば、袋縫い型ペンケースの本体となる革が完成しました。
これで通常の袋縫い型ペンケースと同じスタートラインに立てました。
ちょっと変わった模様を付けるというのは面白いのですが、工程が大幅に増えるので、時間や材料に余裕があるときに挑戦すると良いですね。
今回は直線的なつなぎ方でしたが、曲線を組み合わせるのも楽しそうです。
つなぎ方としては、
・平縫い【2枚重ねて】
・クロスステッチ【2枚となり合わせて】
・割り伏せ縫い【2枚重ねて】
・カシメ留め【2枚重ねて】
・革ひもで編む【2枚となり合わせor重ねて】
など
ありますね。
それはまた次の機会にすることにして、今日はここまでです。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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