【パッチワーク⑧】スマホケース 外周ヤスリ~縫い線引き~縫い穴あけ~外周縫い~硬化剤塗り
組み立てが終わったので、外周を縫います。
1.外周ヤスリがけ
サイズを合わせてぴったり接着してはいるものの、コバを見てみると、結構ガタガタです。
200~300番台のヤスリをかけて平らにします。
2.縫い線引き
縫い線を3mmで引くとき、ディバイダーやネジ捻を使う方が多いかと思いますが、私は溝捻やフチ捻を使います。
下の写真では、たまたま3.0mm幅の捻が溝捻しかなかったので、それを使っています。
理由は、2つあります。
【1つ目】幅が固定されているから
ネジで調節する機能が付いてないので、引いている途中で幅が変わってしまう恐れがゼロなんです。
【2つめ】熱して使うことが出来るから
クロム革は、十分に圧力をかけて線を引いても跡が残りにくいが、熱した捻で引くとしっかり線が残ります。
以上から、2mm、2.5mm、3.0mmの縫いのラインは、捻で引きます。
こちらの溝捻は、大人気のため、納期が長めです。
Frontier 溝念・押捻kawazairyo.co.jp7,260円商品を見る
こちらのフチ捻は、縫い線引きはもちろん、通常のフチ捻(玉捻)引きに便利。
とくに、先端が小さめなので、カーブのフチ捻が楽です。
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3.縫い穴あけ
スマホケースは段差が多いので、下に革をはさんで穴をあけると、穴が傾くのを防げます。
特に、裏の段差が表で見えにくい場合には、目打ちで目印の穴をあけておきます。
すると、段差ギリギリの革を切ることなく縫い穴をあけることが出来ます。
ソフトケース側は、内装側から穴をあけました。
もし、外装側から穴をあけて、縫い目をすべて揃えたい場合には、あらかじめ外装に縫い穴をあけておき、ソフトケースを接着した後、穴を貫通させると良いですね。
カードポケット側は、外装側から穴をあけます。
表に見える縫い目がきれいになっていた方がいいからです。
4.外周縫い
ベルトの付け根をスタートとし、ぐるり1周縫います。
ゴールもこの地点に戻り、糸の始末したところが目立たなくなります。
段差がある箇所は、返し縫い(2重縫い)をします。
外装の革と革の境目は可能な限り、糸を渡すように縫うと強度が上がります。
が、裏地を貼ってしっかり補強できているので、そこまで糸を渡すことにこだわる必要はありません。
縫いピッチが揃っている方が優先事項です。
5.硬化剤塗り
縫い終わったら、次の仕上げのコバ磨きに向けて、コバに硬化剤を塗ります。
今回使用した革は、ヌメ革・コンビ革・クロム革のすべての種類の革が組み合わさっているので、硬さや性質が異なります。
硬化剤で固めておくことで、硬さの違いを緩和させられますし、ヤスリや刃物が入りやすくなります。
硬化剤を塗った直後。コバの色の差が減る。
コバの段差はかなり残っている。
これで外周縫いまで完了し、残すところ仕上げのコバ磨きのみ。
長い道のりでした。
この作品では、記録写真・録画を増やしたのも一因ですね。
今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました。
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