【オーダー⑤】ミニフラグメントケースカスタム チリ落とし~仕上げのコバ処理
縫いが完了したところで終わっていました。
今回は最後の仕上げまでまいります。
1.チリ落とし
ステッチラインから外側に2~2.5mmのラインを引き、革包丁で切り落とします。
幅の判断は、コバの厚みが厚いときは広めに、薄いときは狭めにというのが私の感覚です。
コバの出来栄えの好みにより変えてみてください。
2.仕上げのコバ処理
ヌメ革なので、「コバ磨き」です。
クロム革は、磨くのは磨きますが、コバ剤を塗って固めての繰り返しなので、「コバ塗り」という印象ですね。
さて、コバ処理の順序はいつも通り。
①コバを平らにそろえる
②フチ捻を引く
③ヘリ落としで削る
④水性コバ剤(トコプロ・トコノールなど)で磨く
です。
④は、1度だけではなく、2,3回ヤスリで平らにしながら磨いていくと、ツヤが出て、滑らかな手触りになります。
工程④
磨き終わりの図
この後は、水性コバ剤だけでは使っていくうちにコバが汚れていくので、樹脂製のコバ剤のうち、透明なものでコーティングします。
よく使うのは、「バスコのクリア色」、「バスコの目止め」、「イリス」です。
今回は、イリスのツヤありにしました。
イリスの商品説明文です。
白い液体ですが、乾くと無色透明になります。
手で触っても汚れる心配がなくなります。
用途
ベルト、ハンドバッグ、袋物等のコバに使用する水性の仕上げ剤です
特徴
セルフシャイニングです。(塗るだけで仕上がります。)
色落ちがしにくい。粘着性(タック)がない。
方法
(1)コバ部分を平滑にする。
(2)「イリス」を刷毛塗り、フェルト塗り、又は塗装機械等で塗る。(一回で希望の艶が出ない場合は、乾燥後再度塗るだけでよい。)
注意点
二回塗りの場合は充分乾燥した後に、二回目を塗って仕上げてください。(塗装間隔は2~20分くらい)
出荷する際は、充分乾燥してから出荷するようにお願いします。
艶消しを希望の時は、「イリス・マット」を、御使用ください。
半艶を希望の場合は、「イリス」と「イリス・マット」を適量ずつ配合し、希望の艶を出してください。
イリス(コバ仕上げ剤)コバミラー(無色・目止め剤)<100cc> (協進エル) コバ処理 仕上げ剤 レザークラフト材料 革 ハンドメイド
これで全ての工程が完了しました。
完成版は次回ご紹介します。
今回も読んでいただきありがとうございました。
【お知らせ】
現在のオーダー状況は、
11月第1週まで埋まっております。
次にご注文される方は、最速で11月第2週までに発送できます。
基本的には、早くて1週間、遅くとも1ヶ月で完成します。
下記ネットショップで販売、オーダー受付をしています。
クリーマ
https://www.creema.jp/c/ojamalegaful
「#ojamalegaful」と入力すると商品が見つかりやすいと思います。
※オーダーをご希望の方は、「この作品について質問する」もしくは「質問・オーダーの相談をする」ボタンよりコメントしてください。
☆「オーダー用」というページがある場合は、そちらからご注文するか、質問してください。
ミンネ
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「ojamalegaful」と入力すると商品が見つかりやすいと思います。
※「#」は外してください。
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メルカリ
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※メルカリでのオーダーメイドは終了しました。
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