片マチファスナーフラグメント⑩5色 淡色③仕上げのコバ磨き
組み立ての最後に行う仕上げのコバ磨きです。
私がいつも行っているコバ磨きの工程をおさらいします。
コバ磨きするたびにこだわるポイントが増えて、作業時間が増えてしまっていますが、もし参考になれば幸いです。
1.コバが平らなことを確認した後、フチ捻を引く
※コバが平らでなければスタートしない。ここで凹凸が残ったままスタートすると、最後まで響く。
※平らにする方法は、①ヤスリで削る②コバを揃えるためのチリ落としをするのいずれか。
2.ヘリ落とし
3.トコプロ(水性コバ剤)で磨く
4.目止めを塗る【30分以上乾燥】
※コバを固めて凹凸があった時のヤスリがけに役立てる
※柔らかいクロム革・コンビ革に有効。
5.凹凸があればヤスリがけして、目止めを塗りなおす【30分以上乾燥】
【工程5が終わったところ】
6.顔料コバ剤1回目の塗り【30分以上乾燥】
目止めが下地材となってくれるので、その上から塗る。
7.顔料コバ剤2回目の塗り【30分以上乾燥】
ベージュのコバ剤の粘度が低かったようで、乾いたら大きな溝が発生してしまった。
こんな時は、番手の大きめな(800番以上)ヤスリで削って平らにしてしまう。
その上から粘度が高いものを塗るか、粘度が低いままのものを厚めに塗るかして、再び溝が生まれないようにする。
※新品のコバ剤は粘度が高く、使用済みのものは水分が加わったりして粘度が下がることがよくある。
茶色のコバに関しては無事に1回目の乾燥ができたので、2回目の塗りをした。
⑧顔料コバ剤3回目の塗り
大きな溝や凹凸が生まれることなく塗ることが出来ている。
乾燥後まで凹凸ができるか否かがわからないのがコバ剤塗りの難しいところ。
この後は、目視と手触りで凹凸をチェックします。
大きな凹凸がなければOK。
凹凸をなるべくゼロに近づける作業が永遠に続くのがコバ磨きです。
凹凸が目視では気が付かないレベルに達したら、
最後にコバにワックスを塗って布で磨いたり、オイルを塗ったりします。
撮影や出品のページを作ったりして、販売の準備が出来上がります。
それでは、完成品はまた次回紹介しますね。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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