【オーダー製作①】フラグメントケース① 型紙~荒裁ち~ベタ漉き・ヘリ漉き~床面処理~貼り合わせ
今回よりオーダー品づくりの経過を記録していきます。
普段の在庫品製作より記録写真の枚数が少なめなことをご了承ください。
では工程順に書いていきます。
1.型紙づくり
ファスナー付きのフラグメントケースver.3のもとの大きさは、縦14.5cm、横8.5cmでした。
今回のオーダーでは、縦18cm、横9.5cmにしますので、型紙を作り直しました。
2.荒裁ち
型紙の3~5mm大きめに革を切り取ります。
裏地に使う革は、パーツよりさらに大きめに切っておきます。
3.ベタ漉き
フラグメントケースは財布の1種ですから、できるだけ薄い方が使い勝手が良いです。
なので、もともと1.4mmある厚さを全体的に1.0mmまで漉きます。
電動革漉き機のベタ漉き押え金を利用してできるだけ均一に漉きました。
4.ヘリ漉き
本裁ちしてから漉くと、失敗のリスクが高まるので、革の面積が大きいうちに範囲を決めておいて漉き、あとで本裁ちした方が寸法のずれも起きなくなります。
加えて、裏地を貼るパーツについてもヘリ漉きをしてから、裏地を貼った方が漉いた跡が残らないです。
結局、ベタ漉きして1.0mmにしたパーツをさらに0.6mmまでヘリ漉きしました。
5.床面処理
カードポケットのみ裏地を貼らない仕様にしますので、トコプロを塗ってスリックします。
6.貼り合わせ
裏地を貼るパーツの貼り合わせをします。
作業台の上にきれいな紙(印刷失敗した上質紙などでOK)を敷きます。
裏地を置き、銀面側になるパーツを貼り、上から紙(これもきれいな紙)をかぶせてローラーをかけます。
すると、革と革の間からはみ出たボンドを紙が吸ってくれます。
と同時に革や手を汚さずにローラーをかけられるので、とても便利です。
※曲げ貼りをするときも同様に、紙と紙に挟んで貼り合わせするときれいにできます。
下の写真は、1~6の工程が終わってパーツ数を確認しているところです。
貼り合わせパーツは、接着が終わって押さえていた紙から剥がしたときに革の周りに紙が残っていますが、本裁ちすると取り除かれるのでOK 。
材料が確保できましたので、次回から組み立てに入ります。
今回も読んでいただきありがとうございました。
【お知らせ】
現在のオーダー状況は、
9月第1週まで埋まっております。
次にご注文される方は、最速で9月第2週までに発送できます。
基本的には、早くて1週間、遅くとも1ヶ月で完成します。
下記ネットショップで販売、オーダー受付をしています。
クリーマ
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