分厚いパーツ(4枚重ね以上)の縫い穴あけ
前回縫った分厚い2つ折り財布について感じたことをまとめました。
自分なりに縫い穴あけについて、やりやすい方法一つ見つけたので記録用として残しておきます。
縫い終えた縫い目を見てみます。
表となるコインケース側は、エッジを下辺とみると糸が右下がりに並んでいますね。
これは手縫いなのでこの向き(青い糸が右下がりということです)になります。
一方、裏となるカードポケット側は、これも右下がりです(見づらいですね、拡大してご覧ください)。
⁉
表も裏も(糸が)右下がりになっている。
普通、こんな向きにならないんです。
菱目打ちで印をつけて穴をあけ、手縫いした場合、
パターン1
表が右下がり
裏が左下がり
もしくは、
パターン2
表が右下がり
裏が直線
になるはずなんです。
なぜ今回の縫いが両面とも右下がりになったかというと、
穴のあけ方です。
もう一度縫い穴を見てみると、
接着する前に菱目打ちであけたひし形が表も裏も同じ向きなんです。
というか、
あえて同じ向きにしたのです。
このやり方は、菱目打ちでいつも縫い穴をあけていることで気づいたのですが、何作品も縫った後を見ると、
表はきれいに縫えているのに、裏はなぜか縫い目が揃わない
ということが多かったのです。
とくに分厚いものを縫う時です。
ということは、
「裏となるパーツにも表側の縫い穴を付ければきれいになるのではないか」と思い、
接着する前に表と裏それぞれに穴あけし、縫ったところ、
表も裏もきれいな縫い目になることに気が付きました。
表も裏も縫い目がきれい
これは製品づくりではかなり大事なことではないかと思い、表と裏をともに菱目打ちの向きを同じにしました。
2~3枚重なった薄い縫いの時にはまだこの方法の効果はあまり出てきませんが、4枚以上重なったパーツを縫うときにはかなり効果的です。
財布づくりの時には一番効果が分かりやすいかと思います。
以上のことは弟子入りして修行したり、教室に通って教わったりすればすぐにわかりそうなことですが、すべて独学の私には大きな気づきでした。
これが正しいというわけではないです。
単に手縫いに限ってこんな方法もあるということです。
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