手帳カバー4種⑦【A5】 仕上げのコバ磨き(手順あり)
今回のA5サイズの手帳・ノートカバーが完成すれば、当初の計画通り手帳カバー4種類「黒いワニ型押し革のカバー」が出来上がります。
仕上げをする際の基本的な流れは以下の通り。
1.外周のヤスリがけ【260番ヤスリ、ミニルーター】
2.フチ捻【1.5mmか2.0mm】
3.ヘリ落とし【0.4mmか0.8mm、1.0mmも可】
4.トコプロ磨き【トコプロを塗って木のスリッカーでこする】
5.目止め塗り【ヤスリをかける前のコバ固め】
【工程5】が終わったところ
6.320番ヤスリ
7.トコプロ磨き
8.目止め塗り【ヤスリ前のコバ固め】
9.400番ヤスリ
10.トコプロ磨き
11.目止め塗り【顔料コバ剤の下地】
12.顔料コバ剤塗り ☆2度塗り【バスコ・サーマルコート・フェニーチェ】
【工程12】が終わったところ
まだスジが残っています。
13.スジや凹凸が残っているなら、目止めを塗りコバ剤の厚みを増やしてヤスリがけの準備をする
14.800番ヤスリ
15.木のスリッカーで樹脂が塗られているコバを平らに慣らす
16.顔料コバ剤塗り ☆2度塗り
【工程16】が終わったところ
スジが消えて滑らかに
17.16まで施してもスジや凹凸が残るようなら、ヤスリがけを再びします。
☆ヤスリの番手は1500番など大きい番手のものを使ったり、スリッカーで平らになるようにやさしくこすったり、あらゆる手段を使って平らに滑らかになるようにします。
「1500番ヤスリをかけて、木のスリッカーで平らにこする」
ところまでくると、かなり滑らかになっています。
最後に、クリア塗り☆2度塗り【バスコ・サーマルコート・フェニーチェ】をします。
コバ剤は30分程度で乾きますが、ヤスリがけをするのなら1時間まで乾かす時間を増やした方がいいと思います。
表面は乾いていても、中は半乾きなことがあり、ヤスリをかけるとせっかく塗ったコバ剤が丸ごと剥がれることがありますので。
こんな繊細なヤスリがけと塗りを繰り返して完成させます。
実は、完璧に納得できるコバというものに出会ったことはないんですよ。
5年もやっているのに。
いつもは、これ以上手を加えても良くならない、逆に汚くなるという寸前でやめています。
凹凸ゼロなコバを目指してはいるものの、まだまだ修行が足らんという感じです。
触り心地や使い心地は全く問題は無いんですけどね。
コバの出来栄えが革職人の腕前と言われているので、手を抜きたくない大事なポイントですね。
では、完成版は次回まとめて紹介させていただきます。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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