浮遊してる
舞台を観た。
中村隼人さんたちの
双蝶々曲輪日記 引窓
身替座禅
ミュージカルNo.6
舞台有頂天家族
夢をみたいな時間。
発見の連続。
目から浴びる幸せ。
美しいの過剰摂取。
生命の躍動。
十二分の説得力をもたせる技術。
小気味よい台詞回し。
空気が震える歌声。
仰天の舞台装置。
職人技の仕事。
押し上げられていく。
今まで見ていた景色が
後ろに
後ろに
過ぎてゆく。
この景色は何だろう。
全くの別世界。
圧倒的火力で宇宙の外まで連れて行かれた。
無重力。
圧倒的なものを観たとき言葉が吹き飛ぶ。
無重力。
人間はどこまでもできるって可能性。
無重力。
心がふわふわ浮いている中でそんなことを思う。
心が着地する頃には
一回り強くなっているでしょう。
成せばなるなさねばならぬ何事も。
どこかで聞いた。
少しだけ好きな言葉。
この言葉を携えて、
今度は私が無重力に連れて行こうか。
言ったからには、やらねばね。