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サークル初参加の日記

 た、楽しかった……!
 数日経った今でもまだフワフワしている。今日は、サークル初参加の感想を時系列で書いていこうと思う。

 まずイベント前の約1週間の話。

 サークル参加するのにはまず本が必要だけれども、本文データは〆切に間に合った。ただ、推敲をする時間がなくてもっと余裕持って作品作りすれば良かったなあ……と後悔した。
 今回、あまりにも時間がなさすぎて、学生時代の友人に推敲をお願いした。
 この友人はオタク仲間だけど、同人活動はしたことがない。その上、妊婦さんで予定日直前だった。
 出産を目前とした初産婦さんに何させてんだ! と思いつつも、あまりにも時間がなくて泣きついた。
 以前にも、初めて書いたえっちな小説を読んでもらった事があった。この友人が好きなジャンルは違うけど、とにかく他人から見て、大丈夫か大丈夫じゃないかだけ知りたかった。

私のミューズ!!!
感想までくれる、本当に女神様涙涙

 優しすぎる!!! 誤字脱字の指摘してくれた上に、感想までくれるなんて!!!
 この友人にはもう頭が上がりません、本当にありがとうございました。そして、無事、出産おめでとう。
 今度出来上がった同人誌持ってお祝いに行くからな!!!

 そんなこんなで、とりあえず机の上に並べるものは出来たとホッとした。が、まだ残っている作業を整理する。

 ① 無配ペーパーの作成

 これはある程度読み応えのあるものをお付けしたくて4千字を目標にした。そして会場で初お披露目にしたくて、どうしても新しいものを書き下ろしたかった。
 これには理由があって、多分、私のスペースに来てくれる人は今まで私が書いた小説を読んでくれた人、だと思う。
 わざわざ現地に足を運んで、私のスペースに来てくださるのだから、そこでしか手に入らない新しいものを準備したかった。

 ② 設営用の材料の購入

 買い物行きゃいいじゃん。という話だが、私には子供が2人いる。未就学児を2人連れて色々回るのは本当にしんどい。
 だからどうしようかなぁ、と悩んでいた。
 でも、旦那にダメ元で「仕事帰りに1人で買い物へ行っていい?」と聞いたらあっさり了承してくれた。
 今回のサークル参加は、旦那の協力なしでは絶対に成り立たなかった。だから、本当にありがたい気持ちでいっぱいだ。
 サンキュな! でもイベント中に電話かけてきて「ママ〜? うれてる?」って4歳に言わせるのは、ちょっとどうかと思うぜ。
 あとお出しした冊数答えたら「それって売れてんの?」って聞いてきたこと、ちょっと根に持ってるぜ!
 うるせ〜! じゃあおまえ本作って同じ数お出ししてみろ!

 ③ 差し入れに挟むイラストの作成

 私は小説がメインだけれども、趣味で少しだけイラストも描く。同人即売会はお祭りなので、どうしても差し入れにイラストを挟みたかった。
 同じジャンルのオンリーイベントが同時開催でふたつ開催されていたので、2種類のイラストを用意したかった。でも、時間がなかったので、自分が参加するオンリーのキャラクターに力を入れることにした。

 ハァ、ハァ……! 
 やることが、やることが多い……ッ!!!

 オタク歴だけは約20年(え?! もう20年!? 怖ッッ)と長いので、無配がある方がハッピー! イェーイ! これももらっていいんですか? ありがとうございます! なのをよく理解している。

 だから最優先は、①の無配ペーパーを作る、だった。絶対に私の本を手にする方にお渡しする無配を準備したかった、何がなんでも。
 でも、メインの小説を1本書いて気が抜けたのか、気付いたらイベント2日前になっていた。2日で4000字……? い、いけるいける!
 そして、イベント前の前々日は完徹して小説を書いた。
 ときメモGSを通して出会った友人たちに非常に恵まれているので、一緒に通話しながら朝まで作業した。私は小説を書いているので、作業中はほとんど喋らなかったけど、本当に、何度もそういう作業通話をしてくれた。
 なんかもう戦友みたいだなと思った。

 これが限界オタク……! た、楽し〜〜〜!

 準備の段階からとっても楽しかった。
 ただ、ふと、正気に戻る時もあった。
 たかだかフォロワー20人程度の底辺字書きの小説なんか、お金出して買ってくれる人いるのか?
 でも、私は、私の性癖を詰め込んだ最高の一冊を作り上げたつもりだ。だからその正気を放棄するのも早かった。

 まあ楽しいからいっか〜〜! アハハ! 初めて作る同人誌、1ヶ月で約4万8千字も書ける私すご〜い! 天才かも! 最高! みんな私の解釈を読め!

 そうして初参加とは思えないほど強気な冊数を刷った。少ないより多少多く刷った方がいいですよ、という助言をもらったから。
 結果として、普通に刷りすぎたな? という気持ちはある。けど、6月にもオンリーイベントにサークル参加するので、現実的といえば現実的な数を刷った。
 いや、それにしても刷りすぎた気もするけど。

 まぁ、憧れの既刊と新刊が並ぶお品書きを作れる!
 やったー! 嬉しいし、すごすぎ!

 二次創作活動は狂気を失ってはいけないのだ。自分の性癖を詰め込んで、他人に丸裸のソレをお出しするのだから、正気に戻ったらおしまい。

 おしまいです。

 無配ペーパーも差し入れ用イラストもちゃんと書き上げた。ハァ……ハァ……限界オタク、た、たのし〜〜〜……

 

 そんな気持ちで迎えた当日。
 見て見て、私のスペース!
 じゃ〜ん! 初参加にしては、凝ってない?

卓上にたくさん並んでるように見える!

 無配でチェキカードと3500字程度のペーパーを刷った。新刊を購入してくださった方にお渡しするポストカードも準備した。

こ、これが無料でいいんですか?!

 こちらは無配のチェキ風カードと、新刊購入特典としてお付けしたポストカード。ポストカードには新刊とリンクしたSSを書いた。
 今回、無料でポストカードとチェキ風カードを無料で刷ってくれるキャンペーンを見かけたので、それを利用させていただいた。
 ポストカードは〆切3日前に気付き、チェキ風カードは〆切まで24時間を切ったタイミングで気付いた。
 特にチェキ風カードのキャンペーンに気付いたその日は、死に物狂いで描いた。絶対にそのキャンペーン、参加させてください!!!
 おりゃー! なんとか、なれッーーー! と、入稿したが普通にデータに不備があった。泣いた。
 しかし〆切を1日伸ばしてくださり、優しさが身に沁みた。本当にありがとうございました。

 が、当日チェキ風カードと無配小説あるんで、ぜひもらってくださ〜い! とポストするのを忘れて、結局スペースに来てくださった方しか渡せなかった。
 ……まあ、ポストしたところで貰いにくる人はいなかったかもしれないけれど。
 みんな、無配、タダなんだから、遠慮せずに持って行っていいんだよ? と思った。

 10時。イベント開始早々、スペースを空けた。
 私は今まで一般参加する時は必ず始発に乗って、欲しいものは必ずもぎ取ってきた。

 だからその血が騒いだ。

 スペースにいたら絶対に欲しい本がなくなる!
 どうせ誰も来ねぇ! 来い! 買い物に行くぞ!

最低の設営完了ポスト、ちゃんとスペースにいろ

 20分くらいで絶対に欲しい御本を購入して、スペースに戻った。戻って、まぁ、誰も来ないだろ。と思っておにぎりを食べようとしたら、私のスペースに来てくださった方がいた。

 え!? 買うんですか!? この本を!?

 すごく嬉しくて、「本購入していただくの初めてです! ありがとうございます!」みたいな事を言った気がする。

 そしたら「本当ですか? 楽しみにしてました!」と言われて、え! 私の本を楽しみにしてくれていたってこと? と驚いた。

 正直なところ、相互フォロワーさんが気を遣って購入してくれる未来しか見えていなかった。

 だから私の書いた小説を読んでくれて、その上、本を買おうと思って、実際購入してくださる方が存在するんだとすごく驚いた。

 ありがたい。本当にありがたいことです。
 本を購入してくださった皆様に、本当に感謝しています。私の本を手に取ってくださり、ありがとうございます。すごく嬉しいです。
 私の性癖を可能な限り詰めました、購入してくださった誰かにブチ刺されば最高だなと思います。
 誤字脱字が何箇所かありますが、心の目でスルーして読んでください。不出来で申し訳ありません、何卒よろしくお願いいたします。
 
 という気持ち。本当に感謝です。
 ありがとうございました。


 今回、私のスペースの隣に、たまたま相互フォロワーさんのスペースがあった。
 実際お会いするのは初めましてだったけど、たくさんお話させていただいて、始まりから終わりまで本当にずっと楽しい時間を過ごした。
 ときメモGSの話をして、うんうん、と聞いてくれて、さらにその方の解釈だとか、そのキャラクターとの出会いだとか、どういうところが好きなのかとか……たくさん大好きなことについてお話させていただいた。
 こんな楽しい時間を過ごさせていただいた上に、サークル初参加で相互フォロワーさんが隣にいてくださる心強さ、本当にありがたかった。

 気付いたらあっという間に終わっていて、撤収していた。なんか、全てが一瞬で、体感的に結婚式によく似ていた。
 準備は本当に大変で、すごく時間がかかるし、すごく疲れる。それなのに、イベント当日は本当に一瞬で終わってしまった。あっという間だった。
 本は、結構余分に持ち込んだと思っていたけど、だいたい持ち込んだ7割くらいの冊数は購入してもらえた。
 事前アンケートで現地で購入するという方は片手で足りるくらいの数だったけど、全然そんなことなかった。アンケートを真に受けて、持ち込み5冊とかにしなくて本当に良かった。

 準備期間中、作業通話をしていたサークル参加の友人たちと合流して写真を撮った。

ぬいの集合写真、かわいいね?

 びっくりすることにアフターもした。
 いや、元々約束はしていたけど、正直ここまで気のおける間柄になると思っていなかった。
 から、本当に相当楽しかった。
 トイレに行くのにスキップで競争したりした(?)
 た、楽しすぎる。

 私ってこんなに恵まれていて良いのだろうかと、少し不安な気持ちにもなった。
 だって、暇つぶしにお絵描きするんだ〜♪ と思って持って行ったiPadは一度もカバンから出さなかった。
 SNSで交流のない方が、私の本を序盤に買いにきてくれた上に「楽しみにしてました」と言ってくれた。
 思い切ってサークル参加を申し込んだ時に(きっとスペースの椅子に座ってスマホをいじいじするだけの虚無の時間過ごすんだろうな。ま、それも思い出ですわな)と本気で思っていた。
 きっとぼっち参戦だけど、1人でささやかな打ち上げしような、と思っていた。

 それがこれだ。
 いや、怖いだろ、普通に。

 恵まれすぎている。怖い、本当に。
 私は元々そんなにポジティブじゃないので、幸せなことがあるとすごく不安になる。
 

 でもとにかく一歩踏み出してサークル参加して良かった。本当に本当に楽しかった。
 「楽しみにしてました!」の一言が、今でも私の中で眩しいほどキラキラと輝いている。
 私も感想とか思ってる事をその人に伝えるのが好きだけど、より一層積極的に気持ちを伝えたいなと思った。
 だってすごく嬉しかったから。

 はぁ〜〜〜〜〜〜〜楽しかった本当に!!!

 



 ここから先はめちゃくちゃ自分語り、自分のための備忘録として書いているものです。
 多分後で読み返して「また生み出しちゃったか、黒歴史」ってなるやつ。キショいから見なくていいです。↓



 私は小学校高学年の頃からオタクで、もう20年近くオタクをやっている。今の年齢から考えると、人生の3分の2がオタク人生だった。
 初めて同人誌を買ったのは高1の冬コミで、1人で始発の電車に乗ってビックサイトへ行ったのを覚えている。
 私はかなり真面目だったので、戦利品の中に紛れ込んだR18の同人誌を見て「ギャーッ」となった記憶がある。ふふ、懐かしいな。
 同人即売会には何度も何度も一般で参加した。でも、サークルとして参加したのは初めての事だった。

 私がサークル参加しようと決心したのは、いくつか理由がある。

 まずひとつめ。

 いつか、ハマっているジャンルで、二次創作の同人誌を作ってみたいとは思っていた。
 でも、今までずっとやらなかった。
 理由は、今までのその気持ちは本気じゃなかった、もしくは、気持ちは変わっていないけれど、自分自身の考え方が変わった。のどちらかだ。
 多分、後者だと思う。
 三十代になってから、新しいことに挑戦したい、色んな経験をしたいと強く思うようになった。
 自分がやってみたいな、と思うことには積極的に参加して、まずは行動に起こそう! と思っていた。
 だから去年の6月、漫画も小説も書いた事がなかったけれど、思い切ってサークル参加の申込みをした。
 この一歩を踏み出せたのが、かなり大きかったと思う。


 つぎにふたつめ。

 作品への愛を感じる同人誌に出会ったこと。
 同人誌は書き手の、作品やキャラクターへの愛とか執着とか、私はこう思う! というクソデカ感情が込められていると思う。
 うまく言葉に出来ないんだけど、この人の愛すげ〜!!! と思う同人誌を読んだタイミングがあった。
 その熱量に私は強く背中を押された。この人みたいに同人誌にたくさん愛を込めたい! と思って、勝手に同人誌が無事に刷れたら、その人に「あなたの作品に背中を押されました! ありがとうございます!」と伝えるぞ。と目標にさせていただいた。
 そして今回、無事にそれを伝えることができた。
 突然知らない人からそんな申出をされて、きっと驚かせてしまったと思うけど、ちゃんと感謝は伝えられたと思う。
 そして作った本を押し付けた。本当に、今考えても自分勝手すぎるな……とちょっと後悔している。でも、受け取ってくれた。年齢確認までしっかりしてくださって。
 思い返すだけで、あまりの失礼さに頭を抱えています。差し入れまでいただいてしまい、図々しすぎる。普通に断ればよかった。だって本来渡す予定だった方への差し入れが、足りなくなっていたらどうしよう、配慮が足りず……本当にすみませんでした。
 そして、優しさに本当に感謝です、ありがとうございます。
 
 
 最後みっつめ。

 これはもう10ヶ月前にSNSを通して出会った、フォロワーたちの存在がでかい。
 「いつかサークル参加してみたいんですよね」とこぼした私の背中を「できますよ!」と押してくれた。

 うーん、うーんと悩みに悩んで参加を決めた。今思うと、本当によくやろうと思ったな? と思う。
 だって今まで生きてきて、まともに二次創作をしたことなかったから。小説もマンガも描いたことなかった。
 ただ漠然と自分の中にある作品への愛を形にしたいという思いと、この3つの理由が上手い具合に重なったんだと思う。
 ひとまず目標にしてきたものをちゃんと達成できて良かった! という気持ち。

 ハァ、今でも夢みたいだと思う。
 まだ現実味がない。でも、ひとまずやり切った!
 もう次に書くお話を考えている、楽しいと思っているうちにたくさん作品を作りたい。


 次に嬉しかったことを書いていく

 「楽しみにしてました」と言われたこと。私の本を楽しみにしてくださってる人がいるのか、と嬉しくなった。
 もうどうすればいいんだろ! また自分が表現したいもの、書きます! ってなっちゃう。
 うへへ、今でも思い出すたびにニヤついちゃうな。
 言葉にして、伝えてくださって、本当にありがとうございます。

 同人誌を購入させていただき、差し入れをお渡ししたタイミングで「こっそり見させていただいてます」と言ってくださった方がいたこと。
 え! 私の小説を?! すごく嬉しかった。
 でも動揺して、イラストが美しくて大好きなんです、とお伝えしそこねた。多分、挙動不審にえへ、えへ、と照れて笑ってしまっていたと思う。
 いや、だって自分が素敵だと思って見させていただいてる方に差し入れお渡ししたら、突然カウンターパンチで殴られた、みたいな。
 そんな事になったら誰だって笑うしかないでしょ。
 記憶があやふやだけど、多分照れちゃってそのままそそくさと撤退した。
 本当に嬉しかったです、ありがとうございました。
 
 ほんの少しだけ練習した手話を「伝わっています」と言っていただけたこと。
 もちろん事前に伝えたいことを書いて準備して読んでもらう方法もあるけれど、それは手紙と変わらない、と“私は”思う。
 せっかくイベントで実際にお会いして対面で気持ちを直接伝えられるのだからと、付け焼き刃だけど手話を練習した。
 単語を組み合わせただけのぎこちないものだろうし、そもそも合っているか不安だった。それに、伝えたいことの1ミリくらいしか表現できてないけど、気持ちだけはしっかり込めた。
 だから「伝わっています」と言っていただけて、すごく嬉しかった。
 付け焼き刃のつたない手話から、私の気持ちを汲み取っていただいてありがとうございます。嬉しかったです。
 
 スペースの隣が相互フォロワーさんだったこと。
 その方もリアルイベントのサークル参加は初めてだったそうで、お互いに、隣で良かった〜! と言い合った。
 とにかく楽しすぎて、スペースにいる間、ほとんどお話させていただいていたから最後の方喉がカラカラだった。
 あまりにも楽しくて私だけが楽しかったらどうしよう……と少し不安になった。
 お話してくださって、本当にありがとうございました。

 イベントを主催してくださった方に感謝の気持ちを伝えられたこと。
 ときメモGS3は10年くらい前のゲームだ。Switch移植され、人口は増えているだろうけれど、こうして主催してくださる方々がいるからこそ、私たちのような新規組がのびのび活動できる。
 本当に本当に感謝でしかない。
 ありがとうございます、本当に感謝しています。
 直接お伝えできなかった方もいらっしゃるので、もしどこかでこうやってイベントを主催してくださる方にお会いできたら、感謝の気持ちを伝えたい。
 本当にありがとうございました。

 10ヶ月前に出会った君たち〜〜!!!
 見てるぅ〜〜〜!?
 マジで赤の他人だったフォロワーが、友達になった。なんならリア友よりも会って遊んでいる。
 楽しい、本当にありがとうございます。
 SNSには本当にいろんな人がいるから、何度も何度も集まっているのに、一切揉め事なくここまで関係を深められたこと、奇跡だと思っています。
 みんなは覚えていないかもしれないけど、去年の夏頃私が「サークル参加しようかな」ってボソボソ言った時に背中を押してくれてありがとうございました。
 みんなのことちょ〜好き! 好きすぎるからみんなにちゅ〜しちゃお♪ ちゅっちゅ!
 はい。



 反省タイム
 好きな方に好きです、と伝えられることはすごく素敵なことだと思う。でも私は言葉で伝えるのが少し苦手なので、可能な限りお手紙を書いていくようにしている。
 今回、サークル参加する側になって気付いたけど、やる事が多すぎて手紙を書く時間はほとんどなかった。
 それでも無理やり時間を作って7通は書いた。もっと長い文章で伝えたかったけど、便箋1枚で諦めた。
 手紙を書いていると思い込んで、時間がなくて書けなかった方に対して間違えてお声をかけてしまった。
 間違えました!涙 と顔をしわくちゃにして差し入れだけお渡しした。本当に最悪の間違い方。思い出すだけで頭を抱える。
 本当にすみませんでした……絶対書いてると思っていたら、時間がなくて書けなかった方だった。本当に本当にすみませんでした……ううっ……!

 そして、自分が書いた小説が、気に食わない。
 読んでいてわかる、ここ書くのしんどかったんだろうな、という部分が。
 正直読んでいてもしんどい。
 中だるみというか、なんというか……苦しかったんだろうな、ここ書いてる時。という内容で、これをお出ししたのか……と、かなりしんどい気持ちになる。
 私は地の文を書くのが本当に苦手だ。特に三人称の文章を書くのが苦手だ。お金をいただいて読んでいただくのであれば、もっともっと読みやすくて、読んでいて楽しかったり、幸せになれたりする文章にしたい。
 でもこれは自分で意識しながら書き続けるしかないと思う。いくら勉強して知識を仕入れたところで、実際に書かなければどうにもならない。
 私はまだ二次創作を始めたばかりのピヨピヨのひよこさんなので、これから頑張っていこうねという気持ちだ。
 私は一体何を目指しているんだ……?
 わからねーが、とりあえず情熱だけはあります、ということです。


 サークル参加はすごく大変だった。
 無配も準備するのにそれなりにお金がかかるし、これまで無料で色々付けてくださっていたサークルさんへのありがたみが非常によくわかった。なにより作品作りにすごく時間がかかる。
 私生活はもうほぼおしまいの状態で、和室に畳んでいない洗濯物がこんもりと積まれている。
 とりあえず子供たちを普通の人間としての生活を送らせることだけは死守した。
 でも夕飯が食パンになった日とか、普通にあった。子供たちが大喜びで「パンだ〜!!!」と食べているのを見て、じゃあいっか♪ となり、そういう日が増えた。
 というか、普通にちゃんと作った食事より食いつきが良くて今まで、仕事から帰ってきて必死になんかしら作っていた努力は何だったんだ? という気持ちにもなった。

 そんなおしまいの生活の中、多分、私はまたサークル参加すると思う。というか、もうすでに次のイベントに申し込んでいる。普通に楽しい。

 友人にも恵まれて、本当に幸せだ。
 旦那も理解を示してくれていて、いろんな人の助けがあってこの活動ができている。本当に感謝でいっぱいだ。
 本当に、関わってくださった皆様にありがとうございました。という気持ち。
 これからも限界オタクしようね〜♪
 
 ここまで読んでくださった方いたら、ありがとうございました。
 次は6月! 新刊2冊出した〜い♪

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