金縛りにあいまくったことを思い出した
YouTubeの「あなたへのおすすめ」になぜか超常現象系の動画があがっていたからみていた。
「爽やかな休日の朝からこんなんみてたら気が病むわ」という内容だったけどキッチリみちゃうのが俺なのだ。その中で人に憑依しちゃう系の動画をみていた時に昔金縛りにあいまくったことを思い出した。
金縛り。あったことあるだろうか?
俺は霊感は多分ないと思うからそういう経験とは縁がないと思っていたのだが出会いは突然くるもんなんですね。
東日本大震災から1〜2年後のこと。俺は当時の彼女と同棲していた。部屋のスペックはこんな感じ。
・2K(リフォームしたて)駐車場2台付で55000円。
・近くに24時間営業のスーパーもコンビニもあり駅もまぁまぁ近い。
・少し歩くだけで繁華街に行ける好立地。
少し迷ったけど相手と相談してここに決めた。
条件がいいのに迷った理由なんだけどね。物件の真裏が墓地なんですわ。「目と鼻の先」よりも「1本目のまつ毛と2本目のまつ毛」くらいの距離に墓地があるんですわ。
しかも!しかもですよ!!半径500m圏内に寺が三箇所!!!すごいでしょう!!!!とジャパネットたかた風になってしまうほどオカルト要素の詰め合わせみたいなところにあるのだ。これはなんかあるぞと。とてもスピリチュアルでデンジャラスな何かがあるぞと野生の勘が吠える。のだけど「お得さ」の前には鼻くそほどの要素でしかなく、住む運びになった。
多少不安はあったものの「住めば都」とはよく言ったもので、すぐにそんなことは気にならなくなった。
事が起こったのは住み始めて半年を過ぎた冬の時期。
その日の夜も2人同じベッドで横になった。電気を消してなんでもない会話をして眠くなったら寝るのがいつものパターン。話も尽きたから仰向けになって瞼を閉じた時だ。
キーン。
耳鳴りがする。それがだんだん大きくなる。次の瞬間大きな手でグッと押さえ込まれるような感覚が。息がちょっと苦しい。隣で寝ている彼女に助けを求めようと思い寝返りを打とうとしてもできない。手足が切り離されているかのようにこちらの意志をまるで受け付けない。怖い怖い怖い。
ちょっとパニックになりながら何を考えていたかというと「もし生き伸びられたらあんまんを食べよう」だった。なぜでしょうか。ちょっとじゃなくて結構パニクってたのでしょうか。
結構長い時間に感じたけど多分1分未満で金縛りは解けていたと思う。
気持ちを落ち着かせたかったから彼女に金縛りにあっていた事を話そうとしたけど寝ていたから、眠くなるまでパズドラをやりどうにかこうにか眠た。
そこから金縛りにかかりやすくなった。酷い時は2日連続で金縛りにあう事もあった。そうしてライフスタイルに「金縛り」という項目が定着すると「金縛り慣れ」してしまうものなのだ。
金縛りが来そうなサインがわかるしなったらなったで抵抗せずに為すがままに。なんという適応力。こういう人間を冷静沈着なイケメンという。
それから紆余曲折あって別れることになり引っ越してからは一度もかかっていない。
その後「金縛り 原因」でググってみるとどうやらストレスと生活リズムの乱れが大きく関わっている事がわかった。そしてそのどちらもドンピシャで当てはまりまくっていた時期。
霊的な何かじゃないことに一安心。そして健康について考えるキッカケにもなった出来事。
人生無理するときもあるだろうけど無理しすぎはダメ。
ストレスを貯めると金縛りにあうし心の余裕が無くなるし禿げるしでいいことないからね。時には自分に優しくしてやらないといけないからね。
「自分のこと酷使してんなー」と思った人。例えばあんまん食べるとかどうでしょうか。甘くてうまいでっせ。