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言葉という魔法

3時過ぎに起きて10年後にどうなりたいかを考えていました。

今まで人生を刹那的に決めて生きてきたので流石にそれはどうかな、と思ったのでまずは手始めに15分だけやってみました。

考えを巡らせて行くとどういうことだか過去の棚卸しが始まりました。

楽しかったこと。辛かったこと。初めての感情。日常の風景。

やってみると色んな、本当に色々な経験をして自分は今ここにいること。そして無駄で平凡だと思っていたことさえもその全てが今の自分の考えを作っているんだなーなんて思ったりして。完全に脱線しておりました。

そんな中で高校時代を振り返っていた時にハッとするような言葉をかけて頂いたことを思い出しました。

「君は文章の才能があるね」

高校3年生の時の担任の先生がかけてくださった言葉。光の言葉。

高校時代は正に闇でした。

在学していた学校のシステムで2年生になる時のクラス替え以降はそのままなんです。

学生なんてクラスのコミュニケーションがかなり大事じゃないですか。そこで全然まったく上手くいきませんでした。

男子比率が3割と少ない上にヤンチャ&陽キャの集まり。
相性が合わず3年生の春頃から半不登校状態になりました。

「半」不登校なので学校には行っていました。

吹奏楽部の部長をやっていたので放課後直前くらいに登校して部活やって帰宅。時々は朝から授業受けていたけどそこにいるのにいないみたいな状態って耐え難いじゃないですか。だからやっぱり放課後登校がスタンダードになりました。

で、夏の終わりくらいに校内広報に部長が記事を投稿するっていう企画があってそれをやらなきゃならんってなりまして。

そこで書いた文章を読んだ先生が先の言葉をかけてくださいました。クラスのみんなの前で。

きっとワッショイしてる部分もあったと思うけどそれにしてもあの一言は自分の芯にピカッと響きました。じわーっと温かい嬉しさがありました。

学校に通っていてよかったなって少しだけ思うことができました。

先生はきっとその言葉をかけたことを忘れていると思う。

でも何気なくかけた言葉でも誰かの心には一生残るような、人生の支えになるようなチカラを含んでいる。

文章なんて思いついた時くらいしか書かないから上手ではないと思うけど、書くのってやっぱり楽しいのかもしれない。

人からほめられたことが人生のヒントになっていたり、するのかもしれないですよね。

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おいたん
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