使い切れない三銃士
肌の乾燥がきつくなってきたからボディークリーム(ヴァセリン)をつけようと思い薬箱の中を探すも見つからない。ない。
正直探す前から「ないだろう」という目論見はたっていた。
今まで生きてきて買ったはいいが使い切った試しがないものが3つ存在する。
消しゴム。目薬。クリーム関係(リップクリーム・ボディクリーム)。
これが俺の「使い切れない三銃士」だ。
まず消しゴム。
これに関しては小学生になった時から使っている。だから通算で20年以上の付き合いで三銃士の中では一番長い。なのに一回も使い切ったことがない。どうなってんだいったい。
中学生になるまでは「字を消す道具」としてだけでなく「ちぎって相手を攻撃するもの」として使うこともあった。つまり武器として。つまり飛び道具として。これが大きな原因である。
どんなに順調に使っていたとしても敵(俺と同じくらいIQの低い友達)から攻め込まれたら応戦せざるを得ない。もう少しで使い切れる消しゴムだろうが容赦なく引き裂き!ちぎり!武器として消えていくのだ。アーメン。
高校に入ってから現在までは気がつくとどっかにいっているパターン。そして新しく買った側から見つかって言葉を失うパターン頻出。
目薬はあんまり使わないし買わないのだけど買ってもあまり使わないから(日本語おかしいね)気がつくと消費期限が過ぎていて。というか過ぎまくっていて「これを点したら逆に悪化するんじゃね?」などと考え恐怖して捨ててしまうのだ。アーメン。
最後にクリーム関係。あ、クリーム連合に名前変えさせてください。なんかカッコいいから。
で、そのなんかカッコいいクリーム連合もだいたい目薬と同じ末路をたどる。
リップクリームとボディークリーム。俺はどっちも乾燥する季節にしか使わない。それに唇がバキバキに割れてからようやく「あ、リップ買お」と思うタイプだし、肌がカサカサで痒くなってから「あ、ボディークリーム買お」と思うタイプだ。つまり優先順位が劇的に低い。
どれくらい低いかと言うとそれらを買うためにコンビニに行ったのに、なぜかスニッカーズとフリスク(これらはよく買う)だけ買って帰宅している時があるくらいだ。
買ったとしてもそんなに使わないからまぁまぁ残った状態で次の年の冬まで持ち越し。そうすると当たり前にクリームの色がおかしくなっていて「これを塗ったら逆に悪化するんじゃね?」というお決まりパターンに行き着き捨てる運びになるのだ。アーメン。
さすがに学習したから消しゴムは置き場を決めてかつ大切に使っているし、いつ買ったかわかんない目薬は冷蔵庫で保存しているから多分まだ使える。使えると思う。そう信じたい。
しかしクリーム連合に関しては未だに使い切れる自信がない。特にリップクリーム。
乾燥が酷くなってきたからそろそろ買いたい。でもどうしたら使い切れるのか。そのイメージがまったく湧かないから躊躇している。
どうしても使い切れないものってありますか?