「やりたいこと」と「収益」
「好きなことだけで生きていく」というフレーズ。ちょっと前からよく聞くようになった。
今はそれ関連の本もたくさん出ているしweb記事とかブログもかなり豊富だ。それに伴って接点が増えたことで言葉のセンセーショナルさは落ち着いた頃だと思っている。
それにしても強い言葉だ。不満をもったり納得感を持てずに働く人の心を容易く射抜く威力だ。そりゃあぶっ刺さる。「 そうだそうだ!」と思う人数多だろうし。
以前の俺もその言葉に射抜かれ「そうだそうだ!」と思い「どうやったら好きなことだけで生きていけるのか」を考えた1人だ。
まず「何が好きなのか」を洗い出す。そのあとはどの著者も書いている「すぐ行動に移せ」を実行してとにかく動いてみる。フリーランスの働き方というのを調べたりtwitterとかで理想の働き方をしている人を鬼のようにフォローしまくり「俺もいずれこの生活を手に入れるぞ」と気合いを入れ直す。というような流れをとる人が多いのじゃなかろうか。俺はこのパターンだった。意識高っ!
で、すぐやったはいいが結果(収益化)はすぐに出ない。それで「ハードル高っ!」とか「自分才能ないかもしれん」とか思っちゃって手がとまる。のが諦める人のパターン。
好きなこと「だけ」で生きるには、好きなこと「だけ」で生活できるだけのお金を稼がねばならない。好きなことと収益をドッキングさせないと。これがマストでアブソリュートな条件だ。プラス、だいたいこれ系の人はフリーランス(独立)になることで「好きなことだけ」の生活を結実させる。わーお。
この収益と切っても切り離せないところがどうにも息苦しい。収益のことを考えると好き勝手できない部分も出てくるだろう。需要がなく月収0円!なんて時もあるだろう。胃が痛くなるぞ。このへんのことは青年失業家の田中さんのインタビューを読んでプリーズ。
個人的にはだけど「好きなこともやりながらいきていく」くらいがちょうどいいと思う。会社員を続けながら。二足のわらじで。意識高っ!
そう考えるようになったのはwebライターのヨッピーさんが書いた『明日クビになっても大丈夫!』に共感する点が盛りだくさんだったからだ。
ヨッピーさんは商社マンをやりながらライティングを続け、気が付いたら「好きなことだけ」を実現していたらしい。このマイルドなやり方はすごくいいと思うのだ。
とここまで書いて当初書こうと思っていた内容とだいぶずれていることに気が付いたけど、真面目でいい感じだから良しとする。
(本当は、収益を産まずともそれをすることで活き活きするのならそれでいいじゃん。的なことを書こうと思っていた)