8歳息子がポケモンの旅に出たいと言い出してさみしくなった
晩御飯の時、8歳息子がまっすぐな瞳で
『ピカチュウ連れて旅したい。ジムバッチ集めるまで帰らない。テントで寝る』
と言いました。
え、何、ピカチュウと一緒にひとり立ちするの??
実際には無理だってわかっているけど、寂しくなりました。
数年後、『やりたい仕事があるから東京に行きたい』とか『勉強したいことがあるから道外だけど○○大学に進みたい』とか、日本ならまだいいけどそれが外国に行くとか言われたら…と、その一瞬で思い、寂しくなりました。
そこで『お母さん寂しいからピカチュウ連れて旅に行かないで』と言いたかったのですが、そこは踏んばりました。
もう8歳。大きくなったら、今の私の言動を断片的にも覚えているはずです。
大きくなったその時、ここぞと言うときに私の言葉を覚えていて、羽ばたくことができないかもしれません。
自分も親に『一人暮らしをしたい』と言ったらなんだかんだで止められました。やっぱり親が寂しい思い顔をするとできませんでした。でも私はそれで後悔していませんがね。
そして夜、『おかーさん、一緒に寝よー、寂しいー』
と言ってきたので『え、だっておかーさん置いて旅に出るんでしょ?おかーさん寂しいのに』と、ちょっといじわる。まぁ、洗濯終わっていなかったから一緒に寝れなかったんだけど笑
やっぱり我慢できなくて『寂しい』って言っちゃった。
息子は『えー、旅に出てもちゃんと帰ってくるからー。だから一緒に寝よー』と言ってくれました。
まだまだかわいいなぁ。
赤ちゃんのころ、寝っ転がっている息子を見て『育児大変だけどこのまま小さいままでいいのに。私の手から離れて欲しくない』と何度も思っていました。
いつかくる旅立ちの日まで。
『そろそろ一人で寝るー』と言われるその日まで。
まだまだかわいい息子でいてね。
療育も子育ても大変だけど、君のために頑張るよ。
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