南アフリカ人の友達に英語留学勧められて、人生観変わった話。 ④CapeTownで過ごすサマークリスマス編
学校生活も2ヶ月を迎え、語学学校はクリスマス前から約2週間の休みに入る。
学校では毎週生徒が入れ替わるが、最近入学して来たサウジアラビア出身のファリスと、ベネ出身のハイルとはよく遊んでいた。
クリスマスイブは彼らとファリスのルームメイトのアハメッド、そして僕の4人で"Campus Bay beach"に行くことになった。
ここは前に行ったClifton4の隣のビーチで、おそらくケープタウンでも随一のリッチなエリアだ。日本人のMに言わせると、ここは"ストロング熱海"らしい。笑
通りには飲食店からバーなどが並び、目の前は開放的な海の景色が広がる!
ビーチで皆んなとサッカーをしたり、海で泳いだりしたが、クリスマスイブに海で遊ぶなど日本では考えられない。
正直イブ感はまったく無かったが、そんなことを忘れるくらい楽しかった!
その後、すぐ近くの"Ocean Basket"と言うシーフードレストランで食事をとった。
ケープタウンに来たら訪れてほしい店No.1のここは、値段もお手頃で、美味しいFish&chipsや新鮮な魚介類など食べることが出来る。
WaterFront〜巨大なショッピングモール〜
僕たちは食事を済ませ、WaterFront(ウォーターフロント)にある、大きなショッピングモールに行くことになった。
ここはケープタウン港にある複合施設で、観光客で賑わうエリアだ。
港は今も頻繁に利用され、大型船も通ったりする。運が良ければ野生のアザラシが近くまで来ることもある。
また路上では色んなパフォーマンスを毎日見ることが出来たり、サッカーやラグビーの試合を巨大なモニターで見ることも出来て老若男女だれでも楽しめる場所だ👏
レストランも海鮮系から日本食、イタリアン、フレンチなどなんでも揃っている。
大勢の人で賑わうウォーターフロントの雰囲気を十分に楽しんだ。
ダンサーたちとクリスマスパーティー💃
クリスマス当日は、先日会ったダンサー達のホームパーティーに行くことになった。
少し遠慮気味だったがこれもケープタウンの思い出だと行くことにした。
ジュニア達の家族とコーチのブランドンが来ると聞いていた。
家はUberで30分ほど離れたワイン農場がある"ステレンボッシュ"にすぐ近い田舎町で、ケープタウン市内とは違い自然が広がる。
家の裏の通りは大きな木が並び、市内よりも暑く乾燥している。
家に着くとジュニア達の家族が出迎えてくれた。
家はプール付きの大豪邸でテンションが上がった。
ジュニアとジュニアの姉達、叔母さん、お婆ちゃんまで親戚一同集まっており、彼らは家族同然のように迎え入れてくれた。
リビングの外には小さな庭があり、そこでパーティーが始まるまでジュニアとサッカーをしていた。
遊んでいると視界にある植物が入ってきた。
それは大きな鉢に植えられたマリ○ナだった。
ジュニアの親達に聞くと収穫はあと4ヶ月先だそうで、半年に一回収穫されるらしい。
(こっちでは身近な存在なんやな〜)
感心してリビングに戻るとジュニアの姉達が、ケープタウンで流行っている曲をかけ踊っている。日本のパーティーで家族みんなで踊ったりする光景はなかなか無いが、こっちではそれが普通でとても楽しい。
途中子供たちとスーパーに行った。
子供達にアイスを買ってあげるととても喜んでくれた。(なんか親戚の子供と接してるみたいや😂)
戻ってくると、パーティーが始まり豪華なご飯をみんなで食べた。途中からはジュニアの兄弟の友達が来て、15人ほど集まる大パーティーになった。
ブランドン(ジュニアのダンスコーチ)も来て皆んなでお酒を飲み、踊ったりして最高のクリスマスになった。
本当にケープタウンの人は優しく、フレンドリーだ。
アフリカ大陸最南端〜Southern Tip of Africa〜
クリスマスから2日後、僕とMとファリス、そしてアハメッドはアフリカ大陸最南端の『Southern Tip of Africa』に行くことになった。
『Cape of Good Hope』と言う有名な場所があるが、そこはケープ半島の最南端であり、"アフリカ大陸"の最南端では無い。
正直、Mに教えてもらうまでは知らなかったが、生きてるうちにアフリカ大陸最南端に行けるチャンスがあると言うことで行ってみようとなった。
当日、僕とMは空港へ車を取りに向かった。
ケープタウンではミッション(MT)カーがほとんどでオートマ(AT)は珍しく、Mはミッションのレンタルカーを予約してくれていた。
早速車に乗り込み、Mがギアを入れる。
しかし、久しぶりのミッションでの運転で進もうとするとすぐにエンジンが止まる。
(やばいやばいっ!)
何度か試すが一向に空港から出れない…
ぼくも一度試したが全くダメだ。おそらく駐車場で20分近くはたっただろうか、ついに安定して進むようになった。
ただバックギアが入らず、バックギア無しでファリスとアハメッドを迎えに向かった。
市内からは片道約3時間の道のりだ。
ケープタウン以外の場所へ初めて行くのでワクワクしていた。
街を出ると、そこはただただ広大な自然が広がっていた。
長い一本道をひたすら走り、途中には牛やヤギがいたり背の大きな木が並んでいたり、どれも日本では見たことない絶景だった。
ついにアフリカ最南端へ!
いくつかの街を過ぎついに海が見え始めた。
ケープタウンで見える海とは違い、端から端まで海が見え壮大で美しい景色だ。
『Southern Tip of Africa』には有名な灯台がある。
窓を開け、先の方を眺めると小さな灯台が見えてきた。
遮蔽物も無い海沿いをひたすら走り灯台に近づくと、まるでジブリの世界感だった。
鮮やかな青い空と海を正面に、白い大きな灯台がポツンとたたずんでいる。
そこから少し進み駐車場へ。
年末にも関わらず人は多く、最南端ポイントは撮影待ちの人で列ができていた。
ファリスはテンションが上がっていたのか、ひたすら海沿いを歩いて行った。
僕たちは訳もなく海に入っていった。
海に来るとなぜ入りたくなるのか、理由は分からない。
とりあえず写真を撮ったりしていると、なんとMが岩で滑って転けてびしょ濡れになっている。
その際、指を切ったのか足を怪我していた。
(本当に破天荒な人だ🥹)
なんとか血も止まり、僕たちは最南端ポイントで写真を撮ることにした。
このポイントを境にインド洋と大西洋が分かれている。
さっき入っていたインド洋は、ケープタウンの海より暖かい気がした。(ケープタウンは大西洋側)
そこから皆んなで近くのレストランに行った。
周辺はいくつかレストランもあり小さな街になっている。
帰りは夕焼けがとても綺麗で、行きしに見た景色とは違うように感じた。
3時間かけなんとか空港へ到着し、僕たちは帰りのウーバーを待っていた。
そこであることにMが気付いた。
『そう言えばバックギア一回も使ってないわ』
南アフリカは海も空も道路も広い。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
次回はケープタウンで過ごす年末年始の話など投稿していきます👍
ではまた✈️
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