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2019年買って良かったもの

新年早々、去年の話する。


①ストウブ Wa-NABE(L)

買うまでに2ヶ月ほど悩んで、買ってから毎日使ってる。
6年前に買ったトップバリュのテフロン鍋の後継として買った。
前の鍋は母に勧められて買ったちょっとだけ思い出のある鍋だったけど、だいぶ痛んできていて、カレーとかが焦げ付くようになってきていた。
あと、最初は26センチのフライパンとフタを共用してて便利だったんだけど、フライパンを28センチにしたタイミングでうっかりフタを捨ててしまって、フタがなかったのだ。
むりやり28センチのフタを使って大は小を兼ねる理論でごまかしてたけど、蒸留水でも作ってるの?ってレベルでコンロがビチャビチャになるたびに無理があるとは思っていた。
基本的にこのサイズの鍋で作るのはカレー、シチュー等の煮込み料理なのでそのあたりに特化できる鍋にしたかった。

鋳物の鍋にしようと思ったのはYoutubeで無水カレーのレシピ動画を見たせいなんだけど、どの鍋にするかはほとんど悩まなかった。
というか条件は黒いこと、ぐらいだった。
筋力に自信のあるほうなので重さも特に気にしないし、サイズが大きいやつ、くらいの雑な希望しかなかった。
ル・クルーゼはまず除外されて、ストウブかバーミキュラか…ってところでストウブのサイト見たら、これいいやん、ってなったのがWa-NABE。
底がちょっと丸くなってて洗いやすそうっていうのと、蓋の取っ手が金色で色の組み合わせがいい。
バーミキュラはフタの取っ手が気に入らなかった。多分本体とフタの取っ手が揃ってないと気になるし、フタを洗うときに取っ手を洗う手間が増えそうだから。

ここまで即決して、買うまで2ヶ月悩んだのは単純に値段の問題。
2万円超えてる鍋…。調理器具に、2万円…。
我が家の調理器具で一番高価だったのはバザーで露店の刃物屋さんから買った1万円の包丁だったんだけど、これはもう間違いなく毎日使うし、切れ味のいい鋼の包丁が欲しかったから迷いはなかった。
なまくらより切れる包丁で切った方が指の皮も早くくっつく気がするし。でも、これ鍋だぜ…?
毎晩スマホでいろんなサイトをグルグルして、レシピ動画を再生して、悩んでるうちに気づいた。

悩んでる時間がもったいない。

結局買ったら毎日米炊くのに使ってるので後悔ゼロ。冬になってからは煮込み料理の回数が増えたのでそれもまたよし。
いやー、1ヶ月以上悩んだものって意外と後悔しないな。無意識に後悔しないようにしているだけかもしれないけど。


②カスティージョ・デ・カネナ 冷燻オリーブオイル アルベキーナ種

夏に山盛りのサラダを食べるのにハマってて、しばらくドレッシングも作ったりしていたときにディーンアンドデルーカで売ってるのを見かけたやつ。 

話逸れるけどディーンアンドデルーカって昔より入りやすくなったと思う。ちょっと前に女の人達がやたら例のバッグ持ってた頃ひがみ根性丸出しで「惣菜屋の手提げなんぞありがたがって…」みたいな感じだったからかな?それともただの加齢による鈍化かな?

いやオイルの話。
パステルブルーよりちょっと濃い明るい水色の瓶で何これ?と目を引くパッケージで、うまそー…だけどマルドンの燻製塩も使いかけのやつがあるんだよな…と思って値段見て一度は思いとどまってた。でも、でもさ…。

むしろ毎日サラダ食ってるんだから塩よりオイルの方が体にはいいのでは?

という謎理論で購入。ほんと自分への言い訳が得意過ぎて呆れる。
でも結果買ってよかった。ほんとに。ドレッシングに使うと塩減らしても味が薄いと感じなくなってヘルシー。
毎週の作り置きのにんじんマリネにちょっと混ぜるだけでなかなかオシャレな感じの食べ物になる。
サーモンマリネにかけてもめちゃくちゃあう。焼いただけのじゃがいもすら劇的にうまくなる。

一番作ったドレッシングはサルサっぽいやつ。
トマト半個、ピーマン1個、紫玉ねぎ1/4個をそれぞれみじん切りにして、レモン汁と塩を混ぜる。最後にこのオイルを入れて全体をかき混ぜて完成。
ちぎったレタスの上にのせて食べた後、たいていボウルの底にみじん切りの野菜が残るのでタバスコを足してクラッカーにのせて酒のつまみにしていた。

このエントリーを書くのに初めて公式サイトの商品説明を読んだら
「天然のやさしい燻香のため、ドレッシングに混ぜ込むのではなく魚介にあえておくなど少量をピンポイントでお使いいただくとより燻製の香りをお楽しみいただけます。」
って書いてあって膝から崩れた。


③The PERFUME OIL FACTORY - 16 Magnolia,Orchid

たまたま店の前を通っただけなのに、ふわ~っといい匂いがして吸い寄せられてしまったやつ
大体こういう店って一度は店員さんが話しかけてくるんだけどいい感じに放置されてて香りを試すのに抵抗がなくてよかった。
一周して、更にもう一周しても放置してくれてありがとう。

最初に店に入ったのは暑い時期だったので19番のWhite Teaを選んだんだけど、ほんとはこの16番のほうが好みだった。
しばらく考えないようにして忘れようとして、結局忘れられなくて、すこし暑さが引いてから16番を買いに行った。
フローラル系の香りは好きだけど柔軟剤とかにありがちなキャピついたチープなフローラルはイヤな自分にはとてもいい香りだった。

あと包装がすごくて、iPhoneを最初に買った時の事を思い出した。箱を捨てるのにちょっと決意が必要だった。
見た目だけじゃなくて、手触りとか、箱を開けたときの音とかいろんな感覚が刺激されて「いいものを買ったぞ」って感じがした。
ポエムつきのカタログのような冊子もついていた。
紙の感触やデザインが素敵だったので自分の持っているやつを切り抜いて、隅に少しオイルをつけて記念として手帳にはさんでおいた。
化粧品の包装って見た目は派手だけど内側は質素ってやつが多いけど、これはまさに高級感。包装で所有欲満たしてくるってすごいぞ。

ロールオンタイプで肌に直塗りできるので、スプレーみたいにこの服の素材…大丈夫か?とか考えなくていいのもラク。
平日は毎日首筋の生え際と両手首につけてるけど全然減らないのが素晴らしい。あまりに減らないので付いてないのか?って確認するとがっちり香っている。
平日ずっと付けているせいか、この香りをかぐと仕事スイッチが入るようになった。すごい。

https://perfumeoil.co.jp/products/detail/172


④KAVALANコンサートマスター

初めての海外旅行に台湾に行って、お土産に買ってきたウイスキー。
現地で試飲もさせてもらっていたのに、その時はお茶酔いであまり香りも味もわからず適当に買ったやつ。

自分用だったのでほどほどの値段で、それなりに美味いものを選んだつもりだったけど。。。
家でビンのフタを開けたとたん、濃厚な香りが鼻にぐっときてこれは絶対うまいやつと確信した。
はじめて口に入れた瞬間の衝撃たるや。それまで酒の味表現でフルーティーとかバニラの香気とか書くのやめろって思ってたけど、ほんとにこんな酒があったんだね…。

すぐ無くなりそうでもったいなくて、ゆっくり飲んでる。少しずつ香りが飛んでマイルドになっていくのも楽しい。
ロック、ハーフロック、ストレート、もったいなくて炭酸、水割りは試してない。
酒飲むときは常につまみが必要な食いしん坊だけど、この酒だけはつまみ無しで飲める。 最高。

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まだまだあったはずなんだけど…でもこういうのを振り返るのって悪くないね。


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