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【強化版】ドル円のゴトー日アノマリー戦略


はじめに


この記事は、『【通常版】ドル円のゴトー日アノマリー戦略』より深い内容となっている。例えば、通常版では損切りについては触れていないし、資金残高曲線や取引回数にも言及していないが、この記事ではとことん追究していく。
もちろん購入者特典としてEA(自動売買)もプレゼントする。

アノマリーとは


アノマリー(anomaly)とは、なぜそうなるか分からないがそうなってしまう現象のこと。冷蔵庫にあったプリンが突然なくなってしまうのもそうだと言えるかもしれない。

アノマリーと一口に言っても、フラッシュクラッシュやブラックスワンなどもあるが、ここでは日本で最も有名な「ゴトー日」について触れていく。

ゴトー日って?


ゴトー日とは、5日、10日、15日、20日、25日、30日のこと。呼び名の由来は、5と10が付くからという安直なネーミングだ。

このゴトー日アノマリーは、「ドル円がゴトー日の仲値に向けて上昇する」というもの。仲値とは、日本時間の9時55分に決定される取引価格のこと。

都市伝説感はあるが、茨城大学の教授らが実際に検証を行い、ゴトー日の取引は学術的に有効であると証明している。

日本では江戸時代以前より五十払い(ごとばらい)という商習慣があり,ゴトオビに国内輸入企業の資金決済が集中しやすい.その結果,海外企業への支払いのために円売り需要が一時的に高まり,日本時間10時頃に公示される仲値に向けて円安になりやすい.

茨城大学の「国内輸入に伴う貿易取引通貨比率とゴトオビアノマリーの関係」より


実際に作ってみた


ロングしてみる

金曜日のゴトー日の前日に買って仲値に決済すれば「必ず儲かる」とは書かれていなかったが、そこそこ期待できる結果になるようなのでMT4でコードを書いてみた。

コードサンプル

通貨ペアはUSD/JPY、期間10年、スプレッド1.5pipsっと・・・。
ストラテジーテスター開始!
結果はどれどれ・・・

ゴトー日前日に買い

驚いただろうか、読者の皆さま。これが・・・えぇっ!?
予想の遥か上を行ってしまったが、間違いではないようだ。

ショートしてみる

とある記事では、仲値から売ってみるのも良いという興味深い内容が書かれてあったので、さっそく試してみることにする。
コードを追記したり、胸が躍ったり忙しい。

ゴトー日の仲値に売り

取らぬ狸の皮算用、ネットに書かれている情報などそんなものだ。
ここからは自らの手でアノマリーを見つけていく。
例えば、月曜日のゴトー日にショートしてはどうか。

月曜日のゴトー日の仲値に売り

これはなかなか良い。
他にもあれこれデータを取ること数時間・・・
ついにこれを上回るアノマリーを発見!

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