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家族日記#12 | 待つ時間

2024年8月9日。
糸は、寝る前にうっすらと目を開けている。

ここ最近は、夜ご飯を食べたあとに寝返りをがんばっている糸の横に寝そべって、3人でだらだらと過ごす時間が楽しい。しばらくすると、ご機嫌だった糸は眠気がやってきて「ひぇ〜ん」と口をへの字にまげてぐずりだす。

生まれて3ヶ月までは糸の寝かしつけができていたけれど、ここ1ヶ月はなるみじゃないと絶望したように号泣する。呼吸が止まりそうなほど。哺乳瓶も嫌いになってきたらしく、相変わらず成長の速さに父親レベルがついていけていない。

なので、最近はいさぎよくなるみに寝かしつけをお願いしている。授乳して添い寝をしていたけれど、糸は自分のせきで目が覚めてしまった。そこからもう一度だっこしてしばらく立ってゆらゆら。胸の上で寝かせようとするも、その姿勢はいやらしく頭をゴシゴシして、ふぇ〜ん。もう一度授乳をして無事眠りに落ちていった。じっくりと待つなるみ、とてもすごい。

糸は眠りにつく時、しばらくは目をうっすら開けている。ちゃんとそばにいるのか確認しているみたい。なるみは、ただ静かに糸の横にいる。それが糸にとって安心するのかなと思う。

自分だったら、ついつい「はよ寝んかな、あれやりたいな〜」とか思っちゃうときもある。糸の横でただだらだらと一緒にすごす時間、いまはまだまだ無限にあるように感じる。けど、もう4ヶ月も経ったと思うと、そんな時間はきっとあっという間に過ぎていきそう。大切にしていけたらいいな。

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