チームのみんなで場をつくる
11月4日、ぼくたち3人は開業を考えている岡山県総社市に集まりました。
3人で総社市に集まるのは9月ぶりです。今回は、その時とは違ってぼくたちだけではありません。
設計 / 施工をお願いする建築士の藤野さん、Webデザインなどをお願いする予定のデザイナーの内田さん、ずっと親身に応援していただいている大家さんの内田さん、そして、ぼくが所属するNINI inc.からコンセプト/空間デザインを担当している西濱萌根・愛乃さん姉妹。
今回のnoteでは、いまぼくたちが誰とどんなことをしているのかについて書いていきます。
チームのみんなで場をつくる
この日、ぼくたちは開業予定の物件に集まりました。
10月中に作成していた空間デザインの案や図面をもとに「本当にここは、この使い方でいいのか?」「この場を最大限活かすにはどうしたらいいのか」といったことをそれぞれの視点から話合い、将来ぼくたちのデイサービスを利用してくれる方の体験の解像度を高めていきました。
もともとこの建物は、弁当の箱などをつくる折材店だったそう。大家さんの内田さんにこの場所がどんなふうに使われてきたのか伺いながら、そのインスピレーションをもとにして新たなアイデアを膨らませていきます。
たとえば、建物の奥にあるこのスペース。もともとは、このミシンのような機械を使って弁当箱を折っていたそうです。
この場所は、いまの雰囲気やこれまでの歴史を生かして、デイサービスに生まれ変わった後は、ものづくりができる "おこもりアトリエ" にしたいと考えています。
つくりたい体験や空間デザインのアイデアをもとに、建築士の藤野さんと具体的に施工に向けた話を進めていきます。窓のサイズや網戸はどうするか、壁の断熱をどこまで張るのか、壁をどこまで削るか…。
このように、すべての空間について、コンセプトにひもづいてどんな体験をデザインしたいのか、そのための具体的な設計の話を詰めていきました。
しゅうへい、ちか、ぼくの3人だけでは思いを具現化しきれていなかった部分が、さまざまな立場の人とチームを組むことで "リアルな形" になっていきます。
この先は空間づくりだけではなく、そのコンセプトをどうやって伝えていくのか、デザイナーの内田さんとのコミュニケーションづくりもはじまっていきます。
人とつながり、一緒にやってみたくなる場
ぼくたちがつくりたいのは「人とのつながりが生まれ、なにか一緒にやってみたくなる場」です。
今年のはじめ、ぼくたち三人は身近な人を思い浮かべながら「どんな人に、どんな過ごし方をしてほしいんだろう」ということをひたすら、話し合っていました。
その中には、ぼくのばあちゃんもいます。自分の家族、大切な人、元気になってほしい人が、本当に来たいと思える場所にしたい。
ここを本当にいい場所にしていくのはもちろん、将来的には共感してくださる方と一緒に、各地にそういう場所を増やしていきたいなあ、なんて妄想も広がります。
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