エリ女から学んだこと
こんにちは。10月25日(日)京都6R、5連単39万馬券的中男、オオイシ・マーフィーです。
エリザベス女王杯、みなさんはどんな結果でしたか?僕は予想が真逆で大反省しました。(トップの画像は去年のラッキーライラック単勝)
実は土曜日の深夜に予想の有料記事を書いていたのですが、当日生配信で同じことを話す可能性を考えて早朝に非公開にしました。結果的には大ハズレだったので早めに非公開にしてよかったなと思いました。終わったレースの回顧にも興味がある方は筋金入りだと思いますが、反省の先に万馬券があると僕は信じているのでここにまとめることにしました。来年のための記録でもあります。
さて、エリザベス女王杯。そもそも何が間違いだったかと言うと、「仮説が間違えていた」でした。自分なりの「仮説」を前提として立て、それに見合う予想を組み立てたら1,000万円もあり得る馬券になり、想像以上に根拠と夢のある買い目にまとまったのです。しかし、その土台となる仮説がそもそも間違えていて、砂上に楼閣を建てたような予想になっていました。
仮定①
「エリザベス女王杯ではなく宝塚記念である」
例年の京都2200mと阪神2200mでは求められる適性がまったく異なる。阪神2200はとにかく前につけて粘る競馬が上位入線へのカギだ。と考えていました。それは、宝塚記念をモデルに考えていたからで、結果的には夏の阪神2200と秋の阪神2200はかなり別物で、まず馬場がレコードが出るような馬場になっており、さらに展開もスローになり完全に一瞬の瞬発力勝負になりました。
仮定②
「ディープ産駒は活躍できない」
これも宝塚記念をモデルにして気づいたのですが、ディープ産駒が近3年宝塚記念で馬券内に来れたのは「休み明け」だけでした。「つまり、阪神2200mでディープ産駒が馬券内に来るためには休み明けでなければいけない」「そして今回は休み明けのディープ産駒がいない=ディープ産駒は全頭切っていい」という誤判断に繋がりました。
ちなみに、近3年というのはデータとしてサンプルが少ないと思われた方もいると思いますが、僕はそれは思いませんでした。なぜなら4年前よりも前は「スローで回ってきて瞬発力で勝負する」スタイル全盛で、「逃げて後ろの馬に脚を使わせる」というレースを作れる馬がいなかったから。そして4年前にその流れを変えたのがキタサンブラックだったと考えています。つまり2017年以前と2018年以降ではレース展開が変わっていると考え、これは近年になって現れはじめた傾向のためサンプル数は少なくても構わないと判断しました。
とにかく、結果はご存知のとおり2着のサラキアと3着のラヴズオンリーユーはディープ産駒で、この点でも僕の予想は真逆でした。
しかし、先に書いた「ディープ産駒は休み明け(1戦目)でしか馬券内に来れない」は、「ディープ産駒で馬券内に来た2頭も掲示板に載ったセンテリュオも、2戦目のディープ産駒だった」という結果によって若干の説得力を持ちました。
そもそもディープ産駒に限らず主流血統は休み明けなほど良いとされているのが定説ですが、この秋も忘れてはいけない角度になりそうです。ちなみに勝ち馬のラッキーライラックも休み明けでしたし、来年のエリザベス女王杯も同じ条件なことを考えればかなり使えそうなデータです。
仮説③
「エリザベス女王杯は秋3戦目の馬は来ない」
これは京都2200のエリザベス女王杯がサンプルですが、近4年で秋3戦目で馬券に絡んだ馬はほぼゼロ。例外がモズカッチャンとクロコスミアの2頭で、この2頭は2017年1着&2018年3着、2017~2019年の3年連続2着と京都2200に抜群の適性を示した馬でした。(ちなみに近5年にまで広げればタッチングスピーチが2着にハナ差3着だが、タッチングスピーチはディープ×サドラーの配合で、2020は同配合なし)
これも、「秋3戦目は来ない」の部分に関しては結果的には合っていました。
理由を考えたのですが、どうやら牝馬限定重賞は持ち味を活かしたい思惑などからもスローな展開になりやすく、キレ味・瞬発力勝負になりやすいため、そういう一瞬のスピード勝負になると "フレッシュさ" が決め手になる可能性を見つけました。(牝馬の持ち味はしなやかさとバネであるというのを常に頭に入れておく必要がある)
結論
ということで僕の思った結果論的な正解の考え方は、「ラッキーライラックに逆らわず、秋2戦目のディープ産駒(センテリュオ、ラヴズオンリーユー、サラキア、サトノガーネット)に流す」でした。
まぁどんな理屈を並べようとレース前の予想が大間違いだったことは消えないのですが、このような振り返りから次のレース、来年のエリザベス女王杯に(宝塚記念にも)活かせそうな材料が収穫できたのがよかったです。
あと負けた金額が3,600円だったのもよかったです。こんなに間違えてても3,600円しか負けてないって、「また来週のマイルCSはがんばるぞ」と思える。
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が多くの人に読んでもらっていて、有料記事も買っていただいてます。ご興味があれば是非。