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パチンコを辞めろ

こんにちは。2020ローズS三連単114万馬券1点的中男のオオイシ・マーフィーです。

今回はちょっと違う角度から競馬へのアプローチを書いてみたいと思います。

僕の周りには、人数は少ないですがパチンコが好きな人がいます。(競馬好きも多くはないですが。)僕もおこづかいの範囲で遊びで打っていたことはありますし、パチンコが好きなこと自体を否定するつもりは無いです。

みなさんブラックマヨネーズの吉田敬さんの『人生は、パチンコで教わった。』は読みましたか?ほんとうに素晴らしい本です。いまでも年に一回くらい本棚から出して読むくらい好きな本です。

しかし今回、『競馬でプラス収支にする』の目標にもとづいてお話しますと、「パチンコは辞めた方がいい」です。

軍資金

単純に、パチンコの軍資金を競馬の軍資金に回した方がいいです。前にも書きましたが、『軍資金が限られているなら三連単だけで勝負し、余裕があるなら単勝や馬連を保険で押さえる』方がリスクヘッジはとれます。(僕はほとんどやらないですが)

たとえばこれは吉田さんの本に書いてあったパチンコのことですが、

『ボーダーより上の台を、16時から閉店まで5時間程度打ったのでは時間が短すぎて確率に偏りが出る。運の要素が入りすぎる。朝の開店から閉店まで打たなければ期待値どおりの収支は獲得できない』(要約)

吉田さんの "かけてる時間の長さ" の話と似ていて、競馬は "軍資金が多い" 方が有利です。もし軍資金が尽きて自分の理論で馬券を買えないレースが出てきたら、運の偏りが生まれて取りこぼしが出るということなんです。(=トライする機会(時間)が減ると運の要素でマイナスに振れる可能性がある)

僕も今年、自信が無くてやめたり3場開催に手が回らなかったりで買えず取りこぼした馬券が50万円くらいあります。こういうのは誰にでもあると思いますが、ちゃんと時間とお金を使って買うことができていれば獲れていた馬券なんですよね。

みなさんも、もしパチンコにお金を使っているなら、そのお金を競馬に回すことで大きなリターンを得られるかもしれません。パチンコは1日で勝てるお金は知れてますから。(ある意味負けるお金も知れてますけど)

パチンコの良くないところ

僕の思う「パチンコの嫌いなところ」と言うべきかもしれません。パチンコは『受け身のギャンブル』だと思うのです。台を選ぶ程度の選択肢しか与えられておらず、あとはお金を入れ続けるか・やめるかの二択です。

オカルト派の人は『台の波が』とか『タイミングを』とか言うかもしれませんが、少なくともまともなボーダー派の人なら、良い台を長く打つでしょう。良い台を長く打てて初めて、プラス収支が見込める『能動的なギャンブル』になると言えると思います。

受け身のギャンブル

つまりそれ以外は、台の当たりハズレをひたすら享受し続ける『受け身のギャンブル』になります。

受け身のギャンブルになると、被害者意識が強くなります。「自分だけ当たらない」「移動したらハイエナされた」「こんなにお金使ってるのに当たらないなんておかしい」「遠隔だ」。精神的にもいいはずがありません。

僕の知り合いのギャンブルライターの人が言っていたのですが、競馬ファンとすれ違うと「おすすめの馬はなんですか?」とか気さくに話しかけてくれるのに対し、パチンコ屋でパチンコファンのいるホールに行くときには「どけ!」などと言われることがあまりにも多いようです。(パチンコファンが必ずしもライターさんを知っているとは限らないですが)

僕も昔バイトしてたコンビニの近くにパチンコ屋があったのですが、そこの常連と言われている人たちはみんなイライラしていました。人は受け身でしかいられない状況に置かれるとストレスがたまるのだと思います。毎月負けていればなおさら。

数年前にパチプロの方から話を聞いて、結果論的ではありますが「素人のパチンコは、出玉の上昇と下降を繰り返す折れ線グラフの形が最初から決まっていて、たまたまいいところを取れればプラス、そうでなければマイナス。そして台が描くグラフは俯瞰で見れば下降線」と理解しました。つまり「自分が座っていた時間がどういう形のグラフか」だけで勝ち負けが決まってしまうのです。多少の技術介入はあれど。

能動的なギャンブル

その点競馬は、自分でレースを選び、自分で馬を選び、券種を選び、投資金額を選び、買わないこともできる、非常に選択肢の広いギャンブルです。しかも「買っていればどうだったか」「買わなければどうだったか」が簡単に確認できる。

ジョッキーの騎乗や馬の気性のせいでハズレたと思うこともあるかもしれませんが、基本的には「自分の予想が悪かった」と言えると思います。この点はとても大きい。

たしかに自由度が高すぎて、自制がきかない人は投資金額がえげつないことになってしまうリスクがあるので、その点では「競馬のギャンブルとしての恐ろしさはパチンコやパチスロの比ではない」とも言えますが、ある程度の自制がきいていれば、勉強しながら予想の精度を高めつつ競馬の歴史やドラマに触れられる、充分素敵な趣味になり得るものだと思います。

パチンコを辞めた日

僕も、たまにパチンコを打っていた時期がありました。家から1分のところにパチンコ屋があり、ほんとうに少ないおこづかいで1パチで羽根モノの台を打つのが好きでした。ほとんど負けてましたが、短時間で浮いてやめた日は少しだけ増えたり。

ただ、20代のほんとうにお金がない頃だったので、勉強しだした競馬にもハマりだし、「パチンコに千円使うなら馬券を千円買いたい」と考えるようになり、完全にパチンコをやめました。本当に「馬券に使えるお金を他のギャンブルに使うのがもったいなかった」のです。ある意味「別の沼にはまったことで今の沼を抜けた」みたいな状況だったかもしれませんが、結果的には年間でプラス収支で推移できるようになったのでよかったと思います。

共通点

パチンコも競馬も同じなのは、「なぜ当たったのか」が説明できなければ勝ち続けることができない点です。

オカルト、サイン、夢。そういうものに頼ってギャンブルをすると数学的な軸がなくなり、一度当たっても再現性の無いギャンブルを繰り返すようになって身を滅ぼす恐れがあります。その意味で宝くじもあまり好きではありません。(宝くじ購入は「愚者の税金」とも言われています。)宝くじを買うならそのお金で馬券を買いたい。僕にとって宝くじよりも馬券の方が期待値が高いので。

その点で、パチンコは毎日朝から晩まで良い台を打ち続けているプロ以外は、勝っても「勝った理由」を説明できないはずです。(運の要素を否定しないボーダーなどは辛うじてあるかもしれませんが)

僕も馬券を当てた理由とハズレた理由すべてを説明できるわけではありませんが、自分が判断した根拠を示すことはできます。間違えれば反省し、次に活かせます。

そういうギャンブルでなければ、いつまで経っても笑顔で「競馬が趣味なんだよね」とは言えないと思います。パチプロのように毎日朝から晩まで時間を使わなくても、自制心と向上心を持って知識と技術を積み重ねることでプラス収支を期待できるのが、競馬のいいところだと思います。

というかそもそも、パチンコ・パチスロって1日でいくら勝てるんですか?年間でいくら勝てるんですか?三連単を少点数で買ってる方が明らかに収支の期待値が高いと思うんですよね。

三連単スラッガーとしては、パチンコにお金使うくらいなら三連単の少点数を厚くした方がいいですね。

ギャンブル中毒でもいいんですよ。勝ってれば。

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僕はパチンコについてすごく詳しいわけではないので、認識が間違っているところがあるかもしれません。また、パチンコやパチスロがおもしろいゲームであることもある程度は理解しているつもりなので、ゲームセンター感覚で競馬の軍資金に影響が出ない範囲で遊戯する分には問題ないと思います。

ただ、やはり競馬の予想にもしっかり時間をかけて、ハズレたときに反省できるような時間と心の余裕は持っていてほしいなと勝手に思います。

馬券を検討する時間が短いと、僕みたいに数十万単位の機会損失が出ますよ。僕の知り合いで最近600万取りこぼした人がいます。時間が足りなくて。パチンコやる時間があるなら馬券検討した方がいいです。(その人はパチンコをしていたわけではないですが)

みなさんの中の一人でも多くがギャンブルについて笑顔で話せるようになってほしいです。

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『軍資金が少ない人ほど三連単を買え』

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