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複より単

こんにちは。オオイシ・マーフィーです。

春のG1シーズンが始まりました。歴史的なスターホース誕生の予感もあり、盛り上がってきています。競馬の盛り上がりに合わせて僕の記事を読んでくれる方も増えてきて、また新しい記事を書きたいと思いました。

今日のテーマは「単か、複か」という話なのですが、単勝と複勝、三連複と三連単、それぞれどちらがいいのかという話をしようと思います。

単勝か複勝か

まず手短かに単勝と複勝。

多くの専門家が「永遠のテーマ」とまで言う「単勝か、複勝か」。
「安定性のために複勝だ」と言う方もいますし、「複勝7割、単勝3割」と言う方、「複勝で回収率をプラスにできるようにして、単勝はボーナス」と言う方など様々な意見があります。

どれも正解のひとつだと思います。でも僕は、雑誌やサイトなどで種牡馬のデータ、ジョッキーのデータ、条件別のデータなどで単勝回収率と複勝回収率が出ているのを見たとき、どのデータを見ても単勝回収率の方が高いことが圧倒的に多いと思います。単勝ではプラスだけど複勝回収率はマイナスというケースも多いです。となると結論としてはやはり、「単勝一択」ではないかと個人的には思うのです。

1頭の馬だけの成績を見れば、頭を取れずに2,3着を繰り返して複勝回収率だけが高くなることもあるかもしれませんし、ケースバイケースであることはもちろんなのですが、基本的に回収率プラスを目指すなら単勝一本の方がシンプルで、先にも書いたようなデータを見る限りでは複勝は基本的に買えば買うほど回収率が下がる馬券と考えます。(その上で、さらなる回収率の上積みを目指して複勝を買えという意見もあるでしょうが、これはもう堂々巡りなので僕の結論は「単勝一択」です)

問題は、三連複と三連単です。

三連複vs三連単

ちなみに、三連単の基本的な考え方については過去の記事「軍資金が少ない人こそ三連単を買え」に書いていまして、とてもたくさんの方に読んでいただいてます。この記事の有料部分を購読してくれた方が他の記事も読んでまた有料記事を買ってくれたりと、ある程度競馬ファンのみなさんの参考になる内容にできていると思うので、無料部分だけでもぜひ読んでみてください。ビギナーというよりも競馬にはある程度知識がある方向けです。

点数が少なく済んで10万以上の配当も狙える三連複か、点数はかさむが帯封まで手が届く可能性の高い三連単か。

三連複は、ご存知の通り三連単のボックスの6分の1の投資額です。(3頭だと三連複は1点で三連単は6点。4頭だと三連複は4点で三連単は24点など。)

「回収率をより大きくプラスに」を前提にした話をすると、投資金額を揃えて比べる必要があるので、三連複は6倍買うこととします。

みなさんにも三連複を6倍にしたときの配当を三連単の配当と比べる習慣をつけてみてほしいのですが、割と三連複を6倍買った方が配当が高いケースが多いです。三連単の方が高いケースは、人気の無い馬から入線した場合です。

三連複を6倍買う時のメリット

三連複を6倍(6口)買う方を選ぶと、配当が計算しやすくなります。

たとえば3頭1点を6口(で600円)で買う場合、買い目のオッズの6倍が配当になりますので、あまりに安い配当になる場合は買うのを控えることもできます。自分の基準で買ってもいいと思えるオッズを狙って買えるので、収支を安定させやすく、固く決まったレースが多い場合でも三連単よりも多くの配当を受け取りながら馬券を買い続けることができます。

三連単を買う場合、オッズに幅があるため配当がやや読みにくいです。
たとえば3頭ボックスで6点(を1口で600円)で買う場合、当たったときの配当が6パターンあります。そのときの状況によって変わりますが、たとえば1万~6万円だったとします。「1万円だったら買いたくないけど6万円だったら買いたい」みたいなことがあったりすると、判断を迷います。必ずしも安い方につくとは限らないので、見送った結果高めの配当がついて「買っておけばよかった」なんてこともあったり、収支の予測が立てづらいです。(僕も去年ありましたが)

ただ、三連単の場合は1番人気が飛んで穴馬が頭を獲ることで一発で帯(100万円)なんてこともありますから、競馬というギャンブルをやっている醍醐味を味わえるのはやはり三連単ではないでしょうか。僕は着順によって配当が変わるところも含めて三連単のおもしろいところだと思っているので、三連単を買うのが好きです。ド高めのまぐれ配当でも、大きな金額を獲った方が人に話すときに盛り上がりますからね。(ギャンブルを知ってる人と話すと、「パチンコとかに比べて競馬は夢があるなー」なんて言われたりしますが、そういう「夢」を享受できるのは競馬のいいところなんじゃないかなと思います)

ということで、僕の結論は「複より単」ですが、三連複か三連単かに関しては好みが分かれるところかなと思います。1レースあたりの投資額を固定しているとすれば、三連複の方が「買うかやめるか」の出し入れの判断を適切に下しやすいので、帯封が遠のくことさえ受け入れれば通年の回収率では三連単を上回ることができると思います。(三連複の配当が17万円あれば、6口買うと100万円を超える配当になります)

もちろん僕のおすすめの券種は三連単ですが、みなさんの馬券検討や馬券スタイル検討の参考になればと思います。

待ちに待った春のG1シーズンもまだ2か月以上ありますので、一週一週1レース1レースを大事に楽しんで買っていきましょう!

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