メタボ気味の父に。揚げないフライドポテト
こんにちは、おいしい健康のうっちーです。
管理栄養士をしている私が日々考えていること、思っていることを伝えるためにnoteを始めることにしました。
先日、メタボ気味の父親のために同僚から教わった脂質控えめなフライドポテトを作りました。
このフライドポテト、揚げていないのにとても美味しくって家族にも大好評。
調理は電子レンジとフライパンだけなので簡単。揚げたフライドポテトと比べてエネルギーも脂質も30%以上(※)少ないんです。
※:揚げたフライドポテト:じゃがいも80g,吸油率10%として計算した栄養価と比較した場合
レシピ
材料(2人分)
じゃがいも ................1個
オリーブ油................大さじ1/2
塩...............................0.6 g
青のり.......................小さじ1/6強
1. じゃがいもは皮をむき、くし形切りにして5分ほど水にさらします。
2.じゃがいもの水けをきって耐熱皿に入れ、ラップをかぶせ、電子レンジ(600w)で1分※加熱します。
※1人分の加熱時間です。
3.ペーパータオルで水けを拭き取ります。
4.フライパンにオリーブ油を中火で熱し、3を焼き色がつくまで焼きます。
5.塩、青海苔をまぶして出来上がりです。
おいしい食事を食べることは、幸せなこと。
小さい頃から食べることが大好きな私は、よく周りの人に「食べているときが一番幸せそう」と言われていました。
だけど、管理栄養士になるための勉強をしていく中で
病気や体調による制限によって食事をおいしく食べられない時があることを学び、私の大好きな父親がメタボリックシンドローム予備群である事もわかりました。
では、どういう工夫をすればおいしく食べられるのだろう?健康でいられるのだろう?
と毎日食材やレシピを見つめながら、家族のために調理をしていました。
例えば、酢豚のエネルギーを抑えようとして具材を揚げずに茹でて、おいしくない酢豚を作ってしまったときもあります。
そういう失敗を繰り返しながらも、おいしくて健康に配慮した食事をうまく作ることができてそれを食べた家族が「おいしい」と喜んでくれた時に私はとても嬉しく感じます。
そして、おいしい食事を食べることで皆が笑顔になれる。この事はとても幸せなことだなと感じました。
おいしい食事は人を幸せにする。そしてその食事が健康に配慮した内容であれば、さらに幸せ
このレシピでは最初に電子レンジでじゃがいもを加熱しているのがポイント。少ない油でもホクホクのフライドポテトに仕上がります。
そして、エネルギー、脂質は揚げたフライドポテトよりも少ないから、普段よりも沢山食べられる。
健康を気にしている父親や家族でも、エネルギーや脂質の過剰を気にせず安心して食事を楽しめる。
このフライドポテトを作って食卓に出したことで家族の幸せに少しでも貢献できたことが嬉しくて、とても喜びを感じました。
以前旅行で訪れたイギリスで食べたフィッシュ&チップスを思い出しました。イギリスではフライドポテトや揚げた魚をよく食べていたなぁ…。
この「揚げないフライドポテト」、海外(特に肥満率が30%以上のアメリカ)の人たちの健康にも貢献できるのではないかな、とも思いました。
※アメリカ合衆国の18歳以上における肥満率マップより(Centers for Disease Control and Prevention,2018)
※アメリカではBMI30以上を「肥満」として定義しています。
おいしい健康での私
「おいしい」という感情は、何歳になっても色褪せない大切な感情だと思います。
年齢とともに体調や環境が変化していく中でも、いつまでもおいしい食事を楽しみたい。
そのために私が学んだことや気づいたことに毎日向き合い、このnoteに綴っていきたいです。
料理を作るときのちょっとしたコツ、エネルギーを抑える工夫、好きなおいしい健康のレシピも記録していきたいと思います。
ごちそうさまという幸せを、あなたへ。
「揚げないフライドポテト」のように、普段のレシピを少し工夫しただけで、健康が気になる人にもおいしくて安心して食べられるようになる。
「揚げないフライドポテト」は、誰かの幸せに貢献できるということを改めて実感したレシピでした。
また作ろう。
このレシピの栄養価(1人分)
エネルギー .........89kcal
たんぱく質 .........1.3g
脂質 .........3.1g
炭水化物 ..........14.1g
食塩相当量 ...........0.3g
食物繊維 ...........1.1g
おいしい健康 管理栄養士うっちー