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《キンカノート》 お!ヒナ1号と3号がちょっと懐いてきたぞ

成長に少し遅れが見られる2号と違って、私からのさし餌をガブガブ食べる1号と3号。

これまでもお腹が空いた時には
「ミャッ、ミャッ」
と言いながら私の周りにまとわりつくことはあったのだが、ある日の夕方、ごはんを食べた2人がピョコピョコと私によじ登ってきた!

微妙な位置で落ち着く1号と3号

“え。珍しいな・・・かわいーい・・・!”
心の中では小躍こおどりで大喜びだったが、びっくりさせて逃げられたら残念なので出来るだけ呼吸も静かに見守ってみることにした。
時々頭を撫でてみても嫌がる様子はなく、ふたりはされるがままに頭をカキカキさせてくれながら、私のニットをツンツンしていた。
(あとで知ったのだが、飼い主の手や服をツンツンするのは鳥同士の”羽繕い“みたいなものなので、愛情表現に当たるらしい!)

ただ、ふたりが落ち着いた場所は落ちないようにと慌てて曲げたひじの上・・・。しばらくは耐えたが長時間肘を曲げ続けるのはつらかった。
しかもまだパソコンでの作業が少し残っていた私は、思い切ってふたりを手に取り、テーブルの上に広げたニットの裾へそっと下ろしてみた。

ココハドコデスカ

違う場所に連れてこられた1号・3号は、ニットの溝をモゾモゾと動いて探検を始め、そのままその狭いスペースで楽しそうに遊んでいた。
その可愛さに見惚れて何枚も写真を撮っていたので、当然その間のパソコン作業は見事に進まなかった。

あちこち探検中
最後は元の場所に戻ってきた

5分ほど動き回って遊んだふたり。
最後はまた隣合わせにちょこんと座り、パソコンのキーボードを打つ指をジーっと見ていたが、心地良くなってきたのかそのままウトウトと寝てしまった。

”ふふ。カンガルーのお母さんみたいだな”

お腹のポケットで眠るふたりを見ながらそう思った。


さし餌のパワーは凄い。

「餌くれるんだから親かもしれん」

という認識を1号と3号に与えて距離を縮めてくれたような気がする。


今週も読んで頂きありがとうございまス !


photo : 2021.02.17

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