占いによると③
「何かにピリオドを打つことになるかもしれない日です。それは、怖いことだと感じるかもしれません。でも実際には、新しくさらに広く大きな道を歩いていくための準備となります。」
えっ?何?何?
もうすでに怖いんですけど…。
よくよく考えたら
いろんな物を手放してしまった
一生涯現役であろうと天職だと信じていた仕事、看護職は数年前に辞めた
復職しようと転職サイトを検索しても全くヤル気は起きず気持ちが荒んでいく一方だった
でも義姉と雑談している中で「バイトルとかバイト探しサイトは色んな職種があって見ているだけで楽しいよぉ~」何気ない言葉に救われた
そうかぁ
看護職しか出来ないと自分で決めつけてがんじがらめになっていたけど
バイトル見たら、まぁ楽しい
そこで見つけたブライダルバイト
一か八かで申し込んでみた
申し込み方ひとつとっても
最先端だ
今までがアナログで無知過ぎたのか?
全ての工程が新鮮で楽しく前向きでいられるワクワクと心が躍った
アバイトを始めて未知の世界に飛び込んだら、これが楽しくて仕方がない
肉体的には重労働だけど幸せな空間に立ち会える事が楽しくて仕方がない
新参者で右も左も知らない世界に飛び込んで間もないから、新鮮で楽観的にそう思えるのかもしれないけど
漂う空気感が全く淀んでいない
仕事覚えが悪くても「やったことないし」と気軽に考えられる
失敗するくらいなら先ずは見学
手出ししないで見て覚えようと
気軽な感じだ
ぶっちゃけ生命的な危機感が無いだけに緊張感が格段に違う
軽やかな気持ちでいられる
職業差別をしているわけでもなく
軽視している訳でもない
一期一会な職場だしこの日だけの特別な日を演出する為にも失敗は許されない心して挑まねばならない
でもそれは幸福感を演出する為の超超超ポジティブなマインドだ
今までの看護職では感じ得ない空気感に脱帽だ
改めて実感する
あたしはキラキラした世界に憧れていたのかもしれない
って事は看護職向いてなかったのか?
30年以上続けていた職種に向いていなかったって事か?だからあんなに辛かったし苦しかったのか?
やり甲斐だけが支えだったけどコロナ禍は心身共に何もかも搾取した
前職が特に過酷だったのだろう
人格まで否定され心まで吸い取られた
一時はあたしって世の中から抹殺されてもいい位の無価値なのかもしれない
ボロ雑巾みたいに切り捨てられた
そんな気持ちに苛まれていた
でも
生活していく上で貯えは乏しくなり
我が子には、それなりにお金がかかる
相方の定年は数年後…
現実的には働かなくては稼ぎが無い
看護職しか出来ないと決めてかかっていたけど転職って手があった
我が子が夏休み中にアルバイトを始めたのも刺激になった
履歴書の作成、面接の受け答えの練習
合格してからの契約上の手続き
バイト初日の緊張感
全てが新鮮に見えて
羨ましいなぁと
労働意欲が自然に湧いてきた
鬱屈とした気持ちで無力感に苛まれていた「 人としてダメねあなた」否定された言葉に心が殺されていた
ずっと否定された事から抜け出せなかった苦しかった
ピリオドを打つのは
この苦しい気持ちと悶々とした
鬱屈とした生活だろう
体よく「専業主婦」なんて言ってたけどホントは「無職」だったよな
だって主婦業全く向いてないもの
家事全般苦手で
料理は特に苦行の域
まだ始めて間もない
週末だけのアルバイト
慣れないハードワークと
フォーマルシューズに
足腰ヤラれてガタガタなのに
疲労感さえ心地良い
あの幸福感に包まれた空間に
身を置く時間が待ち遠しい
占いによる
「何かにピリオドを打つ」とは
鬱屈とした生活からの脱却って事だろうか?
それなら全然怖くない
あっでも
バイト初日
専業主婦じゃなくなる事が
不安で怖かったかもしれない
なるほど、なるほど
心と頭の中が整理出来たかも
今日の占いの事
じっくり考えたら
良いことに繋がりそう
あたしのことは
あたしが守る
そして家族にも優しくなろう
ブライダルバイトて
浴びている幸せオーラは
お家の中にも伝染すると良いなぁ
家族を守るってこういう事かな