自己犠牲型ギバー②

 かぎ編みが楽しくて編み貯まった作品をフリマサイトに出品し
ささやかな喜びを感じていた

売れれば嬉しいけど
売れないからと言って困っていない
閲覧数を見て喜んでいる程度

そんな喜びに水を刺す出来事を
前回記した

フリマに出店した時のエピソードは
「自己犠牲型ギバー」である事を象徴している気がして

やりがい搾取をを阻止しようと
自分の気持ちを
伝えたつもりだった

昨日また連絡が来た
「この前頼んだ
作品の事なんだけどさぁ~」

断ったつもりだったのに…

勇気を振り絞って
胸をざわつかせながら
不快感Maxで断ったはずなのに
やんわり過ぎたのか?

 再度
 「フリマサイトで買ってほしい」
「作るのが楽しいから作った物を出品しているだけで受注生産ではない事、サイズやデザインの変更は
受け付けていないこと」を
今回はハッキリ伝えた
 
「欲しい物がフリマサイトに
載ってない」

「ん?…伝わらない」

だから無かったら欲しいと思うなって事でしょうよ!売り切れって事!

「勝手に注文取ってこられても困る」
「申し訳ないけど応えられない」

散々やり取りしたが

「今回だけ」と懇願された

今回は作るけどや
購入は「 フリマサイトで」
適正価格で売るためにも
トラブル回避の為にも
「フリマサイトで購入してもらう」

作品が出来上がったら
フリマサイトにアップするので
そこから購入の手続きをする旨伝えた

昨日1日そのやり取りで時間を
費やした

売るつもりのない
麻ひもバックを
フリマサイトにアップした
 
「花模様編みのクッション」が欲しいって

はっ?
フリマの出店で完売してたよね?
新たに作るの?
時間かかるんだけど

全てフリマサイトでその価格で
購入する様伝える

散々やり取りしたのに

「フリマサイトに疎いから
やっぱり要らない」だって

無性に腹立たしさを感じた

フリマ出店の写真を見て
あれ欲しいだの
こう作ってほしいだの
幼馴染を介して
要望が多過ぎる図々しい

フリマ出店の主要な
メンバーらしい 
それならモノ作りの大変さは
少なからず知ってるだろう

失礼この上ない
だんだん腹立たしさを感じた

フリマ出店の時だって
少ない出品数に
顔も出さず
その時の写真を見て
あれが欲しい
これをこうして欲しい
よく言えたものだ

何より仲介役の幼馴染が
こんなやり取りしをして
気を使うとか
困るとか
思わないのだろうか?

もう二度と
そのフリマ出店関係とは
関わり合いたくない

幼馴染にそう伝えた

半世紀の付き合いになる
幼馴染との縁がこれで切れる
とは思いたくない

自己犠牲型ギバーからの脱却
中々難題だ

以前なら嫌悪感も飲み込んで
幼馴染が請け負うそのままに
作品作りで辟易としていたかも
そしてやがては
かぎ編みも嫌になり
ささやかな喜びを手放したで
あろう…

「ささやかな喜び」は守らねば!

自己犠牲ギバーからの脱却
まだまだ第一歩を踏み出したところ
足元がおぼつかない
頑張れ



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