神様はいるか

時々考える。
それぞれ答えは違うと思う。

僕の答えは「いる」です。

僕は一度神様を感じたことがある。
20か21歳のときだったと思う。

別居してた嫁が、教会に行きたいからついて来て。
と頼まれて、一緒に教会に行ったときのこと。

牧師さんの説教を聞いてたらふと涙が止まらなくなって
礼拝の間中号泣してしまってた。

正直内容はあまり憶えていないんだけど、
罪の話だったと思う。

あなたがどのようなことをしても、悔い改めるなら
神はそれをお赦しになります。
そんな一言が琴線に触れた。

当時、元嫁に不倫をされ、僕は子供のことを顧みず家を出てしまった。
自分の状況を悲観する感情と同時に、子供のことを優先せず状況に背を向けた自分を自責してた。自分だけが幸せになろうとしている。そんな感情が「赦します」の一言ではじけた。

堰を切ったように涙があふれて
ハンカチに顔を埋めて、嗚咽がするくらい泣いたと思う。
人生であんなに泣いたのは、後にも先にもあれが最後。

多分気のせいなんだけど、泣いている間神様が頭に触れた感覚があった。
赦してもらえた感じがした。

別にそれで何が変わった訳じゃない。
でも神様はいる。と思った出来事の一つ。

僕はキリスト教徒でも、仏教徒でも無いです。
個人的に神様は、自分の外に存在するものじゃないと思っています。
神様は自分の中にいて、あなたが信じたり、感じたりするものが
神様何だと思う。

このとき僕（の中の神様が）は、どうにもならない悲しみの中にいた
僕を赦したんだと思う。