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【雑記】結婚10周年のプレゼントが嬉しかった話

その日は、なんとか娘を早く寝かしつけようと私も夫も頑張っていた。

何故なら、キングオブコント2024の放送日だから。

お笑い好き(といっても、ショーレースを見たりバラエティを見たりのレベル)の私たち夫婦は、M-1とキングオブコントは必ずその日の内に見ることにしている。

大体娘を寝かしつけた後、録画を追いかけ再生するのだ。

オンタイムで放送を追いかけられないため、一刻も早く見ないとXやらインスタやらLINEやらで、思わぬネタバレ(2024優勝者は○○!!など)をくらってしまうからである。


今年も面白いキングオブコントだった。最終決勝に残った3組が発表されたあたりで、夫がビデオを止めた。


「結婚10周年と、3○歳の誕生日おめでとう」


フと時計を見ると10/13 0:00を超えていた。少し照れ臭かったけど、毎年この日はなんだか嬉しい。

高校生の頃から付き合って、結婚した私達。結婚記念日は10回目だけど、共に迎える私の誕生日はもう17回目。

まだ誰からも連絡が来ていない携帯を覗き見て、夫が「俺が今年も1番目に言うた?」と何故かドヤ顔だ。


今年の誕生日は、事前に購入していたApple Watchを誕生日プレゼントに充てる...ということで、プレゼントは前払い(?)方式だった。
(どうしても誕生日より早くApple Watchが欲しかったため)

なので、プレゼントは当然無いものと思っていたが、夫がおもむろに立ち上がり、別部屋から袋を持ってきた。


電気のついていない廊下でも光って見えるエメラルドグリーン。


テ...テファニー...?!

思わず目を疑った。

「え、なんで?!?Apple Watchプレゼントでもらったで!」


うっかり夫が前払いプレゼントを失念して、二重課金してしまったのかと思い、思わず言ってしまった。


「これは結婚10周年のありがとうのプレゼント」



私は何も用意してない...


瞬時に頭に駆け巡った思考はコレだった。なんて良い夫なんだ、それに比べて私は10周年であることすら忘れていた。(まだ7年ぐらいかと思っていた)

夫に謝りつつも、憧れのエメラルドグリーンの箱を開けると、光り輝くダイヤのネックレス...。

事前に贈ってくれていたお花とネックレス。
嬉しくて何枚も写真を撮った。

今までプチプラネックレスしかつけたことのない私は、見たことのない輝きに思わずニヤけた。

ダイヤって綺麗。

普段からカジュアル系(別名:普段着系)の私は、もちろんダイヤのアクセサリーなんて一つも持っていない。初めての輝きにちょっと緊張した。

でも折角なので、パジャマではあるけれどネックレスをつけてみた。

だるだるのパジャマを威圧するかの如く首元で圧倒的な存在感を放つダイヤの煌めき...!これぞ本物なんだね...!

夫にもつけたところを見せると、「良いやん」という言葉と、もう一言。


「店の人がチェーンカットで短くしたりもできますよって言ってたけど、長くは多分できへんと思うわ。」

聞いてもないのに「長くはできない」と釘を刺す夫。


その気持ちも理解できる。

とっても華奢で綺麗なティファニーのネックレス。ごんぶと激短首の私がつけるとギリギリの長さになってしまった。チェーンカットなんてしたら、首にめり込んでしまう。


...このネックレスが似合うぐらい痩せよう。思わぬタイミングで3○歳の年間目標が設定されたのだった。


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