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【不妊治療】初めての自己注射にビビり倒してた話

第一子のはなちゃんは不妊治療の末に授かった。

結婚から7年目の第一子だ。といっても、実際に不妊治療をしていた期間は1年ほど。人工授精の(AIH)1回目で授かった。


第一子の不妊治療中は、結構心が荒んでいた。インスタを開くのが怖かったし(唐突な妊娠報告)、久々に会う友達と遊ぶ時も「妊娠してるんだろうなぁ...」と覚悟をしていってた。(実際その場で報告受けたことも何度もある)

でも、友達の妊娠が羨ましくはあるけど妬ましくはなかった。ギリギリのところで「他人の妊娠と、私の妊娠確率に全く相関関係はない」と気づき(当たり前)、私もいつか絶対妊娠できる、とポジティブ変換できるようになっていた。それでもやっぱり治療中は辛かった。


そして、今私は第二子が欲しくて不妊治療をしている。

第一子をAIH1回目で授かった私は調子に乗っていた。第二子もAIHならすぐに出来ると思い、保活の関係上4〜6月あたりに産みたい、3歳差がいい、などとおこがましくも妊娠時期調整をしていた。

いざ、AIHを始めてみると、全然妊娠しない。


6回やっても妊娠しない。


私の年齢的にもギリギリだったので、ついにこの度体外受精にステップアップすることにした。

幸いなことに周りのママ友や会社の先輩など、体外受精で子を授かった人がいっぱいいるので、色々と体験談を聞くこともできた。

仕事の調整をしながらの通院はどうなのか、とか、どんな治療内容なのか、とか。

今まではステップアップに抵抗感があったけど(単純に痛い治療が多そう、通院が大変そうという理由で)、色々話を聞けたおかげで決心ができた。



ここで、「体外受精における治療計画」を聞いていた中で、怖いと思っていることランキングを発表したい。

  1. 自己注射の痛さ

  2. 採卵の痛さ

  3. 頻回受診(仕事との調整)


まずは、採卵の為に必要となる薬について。今回の私の場合は、服薬と注射が定期的に必要になる。

注射のために、2日おきに病院へ通うとなると働きながらは難しい。そこで、自己注射が必要になった。

「自分で自分に注射を刺す」という字面すら怖くて震えていた。私は、どちらかといえば注射は平気な方で、採血や筋肉注射など色々やったことあるけど、さほど恐怖心も痛みも感じないタイプ。

でも自分で刺すのは初めてすぎて怖い。


でもやるしかない...!今日の受診で、自己注射の練習や説明があるらしい。


私は覚悟を決めて、ビビりながらも挑んだ。


看護師さんが注射を持ってきて丁寧に説明をしてくれる。

「まずキャップを開けてみてください。そしてこの針をセットします。」

「そしてお腹の下の方をアルコール消毒してください。そこに垂直に指します。注射のメーターが0になるまでボタンを押し続けてください。」


こ...怖い!!!

押し続けるって自分で「痛い」と感じながらも押し続けるってこと...?!拷問か...?!


この年で狼狽えるのは恥ずかしいので、極力平気な顔をして、さも「私こういうの平気なんで」みたいな顔で説明を聞いていたけど、内心めっちゃビビっていた。


そしてついに、刺す練習。


ドキドキしながらペンタイプの注射の蓋を開けると



「え...細!」

「そうなんですよ、そんなに痛くないと思います。」

思わず声が出るぐらい針が細かった。
見た目は髪の毛ぐらいの細さ。
採血の時とかの針を想像していた私は面食らった。

こんなの鍼灸とかで刺されるのと同じぐらいじゃん!ていうか、私の超絶怒涛のハリ感MAXの三段腹にちゃんと刺さる?折れたりしない?とそっちの方が不安になるぐらいだった。


このほっそい針を見た時点で「勝った...」(?)という気分になった私は、スムーズに針をお腹に刺すことができた。

指した感覚すら無い。薬を注入してる最中もほとんど感覚がない。

「すごい、上手にできましたねー!」


私、平気なんで顔を崩さないまま「意外と痛くないですね」なんて余裕をぶっこく始末。

あんなにビビってた自己注射が恐るるに足りないことがわかり、私はまた一つ人生における貴重な経験ポイントを積み重ねたのだった。


残るは採卵の痛み。

これは静脈麻酔を使って採卵することもできるらしい。麻酔がいるってことはめっちゃ痛いってことじゃん...。麻酔を使わない病院もあるらしいけど、激痛だと言っている人も多くて尚更怖い。

どうか、採卵もそんなに痛くない感じで終われますように...!

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