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記
私にとって、手紙っていうのはわりと、ほんとに、大事な、大切な人へおくるもの。
昔はよく文通したものだから、その名残なのだろう。
いつからか、返信が滞り、文通もしなくなった。
その境目っていうのは覚えてない。
なんだろうね、私は直筆ってなんか好き。
あたたかみがある。
もちろん、直接伝えることが出来るならば、それがいちばん良いだろう。
でも、手紙だから伝えられる事もあると思うのね。
なんというか、その"一手間"というか。
ああ、私のためにペンを取り、紙にしたためてくれた、その時間が愛おしいと感じる。
でもね、手紙なんてものは受け取る相手の気持ち次第なの。それだけは、ほんとそう。
迷惑かどうか、差し出す私にはわからないわ。
でも、私は伝えずに終わりたくないの。
ただのエゴだけれど。
そこに私はいたのだと、記したいのかもしれない。
私はね、難しい言葉はいらないと思う。たまには必要になるかもしれないけれど、小学生でもわかるように伝えられたらなって意識している事。
簡単な言葉でいい。
でも、簡単な言葉の方がむずかしいと思う。
ある歌にもね、
ムズカシイ言葉なら考えつくけど
タヤスイ言葉の方が言えないって思う
ってあるの。
ほんと、そういう事だなあ、なんて。
♪君のこと好きと言えずにゴメン〜
ってね。