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言の葉の魔法

先週、思うところあってAmazonの「聴く読書」Audibleに加入した。

視覚で捉える読書から、聴覚で捉える方法に変えてみて思ったのは「とても理解しやすく頭に残りやすい」と言う事。

特に仕事の移動中に一日一冊程度(だいたい4時間くらい)を終えられるから、圧倒的に多くの書物に出会える。

ただの移動時間が「動く図書館」になるんだから、月額1,500円は破格だなと感じてる。

本日拝聴したのは「人は話し方が9割」著者 永松重久さん(すばる舎)

内容は伏すが、4時間で得られたものは大きかった。

言の葉(黒魔術ワード)

本書で出てくる言葉「4D」。

使ってはいけない言葉として四つ挙げられていた。

①だって(言い訳)
②でも(反論)
③どうせ(諦め)
④だから(決めつけ)

いや確かに。これを多用する人と話してても、全く楽しくない。楽しくない人は好きになれない。

イコール「人に嫌われやすくなるワード」として、とても納得できた。ただの言葉だが、黒魔術レベルで効果を発揮してくれるだろう。

言の葉(白魔術ワード)

ここからは私の個人的考えだ。

私が普段意識して使うようにしてる言葉を幾つか。

①ありがとう(感謝)
②一緒に(共感、伴走)
③嬉しいよ(喜び)
④おつかれさま(労い)

きっと他にも色々あるだろうが、どんな人でもこの四つを言われて嫌な気持ちになる人はいない。

ささやかながらも、人を少しだけ幸せにする白魔術だと思っている。そして何より、これを口にする自分をも幸せな気持ちにしてくれる。

「ああ、この人は寄り添ってくれてるんだな」と私は感じる。

そして人は、寄り添ってくれる人を好きになる。

ペットも同じ

何かの調査で一般家庭の3割がペットを飼っていると聞いたことがある。

そこに「今は飼ってないけど、将来飼いたい」
若しくは「アレルギーや住居の問題が無ければ飼いたい」
という潜在的なものを含めると、実に日本の家庭の7割がペットを飼っているか、その予備軍だとの内容だった。

たぶんに漏れず私も猫を飼っているのだが、なぜ飼いたくなるのか考えてみた。

もちろん単に「かわいい」と言うのもある。しかしもっと本質的な理由を突き詰めて考えてみると納得できる。

「寄り添ってくれるから」である。

猫でも犬でもウサギでもインコでも良い。

自分がどれだけ矮小でも、情けなくても、仕事ができない人間だとしても誰からも必要とされてないと自覚していても、彼らはそんな事を意にも介さず甘えてくれる。

そばにいて、喉を鳴らしたり尻尾を振ったりして
「好きだよ」と伝えてくれる。

それこそ、悲しい時も辛い時も変わらずに。

それと同じである。

寄り添ってくれてるんだと感じた時、人はその人を好きになる。

白魔術の言葉は、寄り添う言葉であり、好かれる魔法言葉なのだ。

黒魔術ワードと白魔術ワード、たった8つの言葉を理解して意識すれば、人間関係は間違いなく良い方向に変わっていくと思う。

良かったら少しだけでも試してみてほしい。

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