流産後、再び宿った命
こちらの記事を書いてからおよそ半年。
再びお腹に赤ちゃんが来てくれました。
先日流産と早産の境目である22週を越え、妊娠7ヵ月に入りました。
前回の妊娠が流産に終わってしまった経験から、今回も安定期に入るまでは流産への不安が尽きず、22週を越えた今は早産への心配が尽きず、毎日祈るような気持ちで過ごしています。
とにかく1日1日を無事過ごすこと、1週1週を積み重ねることを祈って過ごしています。
出産して無事赤ちゃんと対面できるまで、この不安は尽きないのだろうなと思いつつ、妊娠が分かったとき~現在までの気持ちを記憶が鮮明なうちに残しておこうと思います。
妊娠判明
今回妊娠が分かったのは4w4dでした。この日は、ちょうど前回の流産手術から4ヵ月の日。
空に帰っていった命のことが頭から離れることはなく、何かにつけ(今日であの日から◯ヵ月)と考えていたので、妊娠検査薬を使うのも、フライングながらこの日にしようと決めていました。
当日朝、緊張で震える手で妊娠検査薬を使ったところ、すぐにくっきりと力強い陽性線を見ることができました。
(あぁまた赤ちゃんが来てくれた…!)
という待ち望んでいた瞬間。
今後つわりで苦しい思いをしても、育児が大変でも、命が来てくれた喜びと感謝、嬉しくて幸せなこの気持ちを忘れないようにしよう、と心に誓いました。
5週から始まったつわり
その後病院で胎嚢が確認できたのが5w4d。
その頃には既に食欲不振や胃もたれのような不快感、喉の詰まりといったつわりの症状が出始めていました。
週数ごとの体調の変化まとめ
私の場合、つわりのピークは7週~10週で、11週以降は一進一退を繰り返しながら少しずつマシになり、17週あたりからようやく気持ち悪さがほぼ治まりました。
とは言え、実際に吐いたのは一度だけだったので、つわりの程度としては「ごくごく平均的」もしくは「軽い方」だったのだと思います。
母が私を妊娠中、水も飲めなくなり病院に点滴に通った話を何度も聞いていたので、私自身も酷いつわりを覚悟していました。
それに比べれば思ったよりも軽く済んだ、というのが正直なところですが、それでも、1日2日休めば良くなる訳でもなく、朝起きた瞬間から夜寝るまでムカムカが消えず、食べる楽しみのない日々が2ヵ月以上…。普段の体調不良とは別物の苦しさがありました。
ただ、前回流産してしまったときは、つわりが酷くなるはずの7~8週頃から症状が落ち着いてきてしまい、否が応でも赤ちゃんの成長が止まってしまったことを感じざるを得ませんでした。
それを思うと、今回はつわりで身体的には辛くても、症状があって安心できる面もありました。
今回の子は前回空に帰った子なのか
流産後の妊娠ということで、今回再び来てくれた命が、前回空に帰っていった命と同じ子なのか考えることがあります。
流産を経験した人の中でも、その感じ方は様々なのでしょうが、私は何となく、前回と今回とでは違う子が来てくれたような気がしています。というのも、前回と今回の子では性別も違うような気がしていて。
何か根拠がある訳ではありませんし、真相は今後も分かりません。ただ、そう考えるようになったのは、こちらを読んだのがきっかけでした。
漫画家の竹内文香さんによる、娘さんの胎内記憶や生まれる前の記憶を綴った2冊です。
こちらによると、赤ちゃんは「お空のセカイ」からお母さんのお腹の中に滑り台を滑ってやってくる、とのこと。そして、一度お腹に来た赤ちゃんがお空のセカイに戻るのには、赤ちゃん側の様々な事情があるとのこと。
その事情には、「本来ならまだ滑るべきではないタイミングだったから」というものもあれば、「気が変わったから」「お菓子を取りに帰ったから」など、拍子抜けするような理由まで…!
私の場合、「妊娠のうち15%は流産になる」「初期流産は染色体異常が原因」といった生物学的な話よりも、こちらで描かれている赤ちゃんと神様のやりとりを読んで、(こういうことがあったのかも)と想像する方が、気が楽になりました。
そして、なんとなく、前回の子はお腹の様子を偵察に来て、お空のセカイに戻った後に、今回の子に「行っても大丈夫そうだよ!」などと伝えてバトンタッチしてくれたのかな?と想像しています。
出産予定日まで残り4ヵ月弱。
ゆったり、穏やかな気持ちで過ごしていきたい。