#37 [人生][子育て]北京オリンピックから受験について考えたこと 2022.2.6
堀島行真さんが北京オリンピック日本勢初のメダルを獲得されました。
彼のここまでの頑張りをテレビ番組の特集で見ていたので、競技を終えた後の表情と、祈るように応援していたご家族や地元の方々の様子から、感動のあまり泣いてしまいました。
・他人の声なんてどうでも良い
前回の平昌オリンピックから既に金メダルを期待されていた堀島さん。しかし平昌での結果はメダルを獲得出来ず11位でした。
堀島さんは平昌オリンピックを終えた後、「練習オタク」と言われるほどの圧倒的な努力と、他競技の練習を取り入れるなどの工夫を重ね、今大会を迎えていました。
応援する側としてそこまでのプロセスを知ってしまったら、結果はただ受け入れれば良いもので、メダルが獲れたかとか、メダルの色がどうだとか、あまり関係のないことだと感じました。
メダル獲得後の堀島さんは「次は金メダル」と語られていました。他人の声なんてどうでも良いので、自分の目指す方向に、また一歩踏み出して欲しいと思います。
・無視できない他人の思い
日本勢初のメダル獲得のニュースが伝えられる一方で、印象的だったのがスキージャンプ高梨沙羅さんのコメントです。結果として4位となりメダル獲得はなりませんでした。彼女は支えてくれた人たちへの「申し訳なさ」を語っていました。
結果だけを見て、あーだこーだ言う人の声に耳を傾ける必要はありませんが、前回オリンピックからの4年間、苦楽を共にしてきた仲間の思いについては、どうしても気になってしまうものだと思います。
「もう私の出る幕ではない」とも語っていましたが、彼女の悔しさが感じられる言葉です。今は4位という結果と一緒に、高梨さんの気持ちも受け入れてあげたいものです。
もう少し時間が経てば、次のステップについてのビジョンが思い描けるようになるはずです。その時が来たら堀島さんと同じように、高梨さんにも自分の行きたい方向に、また一歩踏み出してほしいと思います。
・高校受験を控える子どもの親として
しかし、よくもまぁーあの大舞台で周囲の期待に応える結果が出せるものだ、といつも感じています。オリンピックに限らず、スポーツ選手全般に言えることです。そこに至るまでの努力や逞しい精神力は、私のような凡人の想像を絶するものだと思います。
この後我が家では、長男の高校受験を控えています。3人兄弟の一番上ですので、親としては初の受験となります。
夏までは部活動がメインでしたので、サッカーが中心の生活でしたが、その後は勉強にシフト。成績は順調に伸び、1年生から志望していた高校へ願書を提出する予定です。
しかし、1月後半にあった実力テストの結果があまり良くありませんでした。本人も悔しかったのか、答案用紙をぐちゃぐちゃにするなど、やや取り乱している様子・・・親として気持ちが治まるようなことが出来れば良かったのですが、逆に私も混乱してしまい、どうすれば良いかわからなくなってしまいました。
その後私自身の心の整理もつき、昨日の朝、長男に話を聞いてもらいました。「お父さん自身もへこんでしまった」「今回のテスト結果がどうであれ、残りの期間やるべきことは変わらないよね?」「やる気が出ることなら、なんでも協力する。とりあえず食べたいものはローストビーフでいい?」などを私から伝えました。すると息子は「そうだね。がんばるね」と言ってくれました。
最終的にどうなるかは、やってみないとわかりません。本人も親も結果を受け入れるのみです。
ここまで一生懸命に頑張ってきた長男の姿を忘れません。
また、ここまで長男を支えてくれた担任の先生、家庭教師の先生、兄のためにと気を遣った次男と長女、そして息子のためにと料理に気持ちを込めた妻の思いを忘れません。
長男はまた一歩、自分の目指す行きたい方向に踏み出してくれたと思っています。
邪魔しないように、しっかりと見守るだけ。
父はそのことを頑張ります。