石油給湯器を交換する際は複数社から見積もりを貰うことが重要

給湯器は毎日使用する物で、給湯器が壊れてしまうと困ってしまうという人が大多数であるにもかかわらず、意外と「販売価格」などの情報が一般ユーザーに知られていません。

給湯器交換業者もライバル社との価格競争が激しいので、なるべく「他店よりも安くできるなら安くしたい」という姿勢で取り組んでいることが多いですが、ふとした瞬間に顧客ユーザーの足元を見ることが多々あります。

「一刻も早くお湯が使えるようにしてほしいから、ちょっとくらい損をしても構わない」という人ならいいのですが、もし「金銭的に損をしたくない、ちゃんとした仕事をしてほしい」と思うのであれば、複数社から見積もりを貰って検討することが重要です。


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石油給湯器の交換で複数社を比較するメリット

石油給湯器を交換する際に、失敗したくなければ複数社から見積もりを貰って検討することが重要だと書きました。

では、複数社を比較・検討することで、具体的にどのようなメリットが得られるかを簡単にご紹介します。主なメリットは以下の3点です。

・給湯器の販売価格の相場が分かる

・作業料でいくら発生しているか、何の部材を計上しているかどうかが分かる

・給湯器の交換作業+αの部分が分かる


給湯器の販売価格の相場が分かる

給湯器は販売価格が業者によって大きく違うため、カタログを見せられて「意外と高い、しかもここに作業料が加算される」と思った時に「作業料込みでこのカタログと同じ金額でやります」と言われれば、何だか得をした気持ちになりませんか?

実は給湯器のメーカー小売り希望価格はあってないようなもので、そこから大幅値引きがあることがほとんどです。ガス給湯器の人気機種ともなれば8割引きの業者も少なくありません。

このように「適正価格を知るには、色んな業者の見積もりを見る」ということが重要です。給湯器に限らずなんでもそうですが、価格相場の分からないものを購入する際は、複数の候補から検討するというのが鉄則です。


1社だけならその価格が適正かどうかの判断が出来ません。2社、3社を比較すれば、どの業者が高くて、どの業者が安いかは一目瞭然となるでしょう。

もちろん「高い理由や安い理由に目を向ける」というところまで出来れば文句なしですが、いずれにしても複数社から検討しなければ適正価格かどうかすら分からないのですから、損をしたくないなら複数社から見積もりを貰うようにしましょう。


作業料でいくら発生しているか、何の部材を計上しているかどうかが分かる

給湯器の交換は、取り付け作業までやってもらって初めて交換作業が完了します。給湯器本体を手に入れて終わりではありません。多くの人は「安ければ安いほどいい」と考えているでしょうが、確かに給湯器本体に関して言えば、安ければ安いほど得をするでしょう。

しかし、取り付け作業も安ければ安いほどお得だと思いますか?取り付け料で5万取る業者と1万取る業者で、1万の業者を優良だと感じる人はちょっと注意が必要です。


「タダほど高いモノは無い」と言う言葉があるように、多くの商売はお客さんから代金を貰うことで責任を負っています。100円の物が買ってすぐに壊れてしまったのと、10000円の物が買ってすぐに壊れてしまったのでは、意味合いが全く変わってくると思いませんか?

給湯器の交換作業に関しても、技術力の高い業者は自らの技術は安売りしないことも多く、適当な業者だけが材料費などを浮かせる工夫をして、見せかけの料金を安くする技術を持っていたりします。


本来交換が必要な煙突を交換せずに再利用し、作業料を浮かせたりしているかもしれません。普通の人はそれに気付くことも難しいでしょうし、おそらく「煙突は毎回交換が必要」ということも知らない人が多いでしょう。

そんな時に、複数社の見積もりを見比べていれば「極端に安いこの業者の見積書には煙突が入っていない」など、疑問が出てくることがあるかと思います。「なぜ安いのか」という理由を考えることは重要で、場合によってはそれを会社に質問することも可能です。


給湯器の交換作業+αの部分が分かる

中には「10年保証を付ける」というオプションで成約に持っていこうとする業者も少なくありません。「安心して使ってもらいたい」というのが表向きの提案ですが、実はそういう善意ばかりとは限りません。

実は保証には幾つか種類があり、給湯器の故障について保証するものの多くは「お客さん自身がメーカーと契約するもの」であって、給湯器の交換業者は関係ないことが多いです。簡単に言えば「本来ならお客さんがメーカーにお金を払って加入するものを、取付業者が代行してくれる」という感じでしょうか。


もちろん取り付け直後に故障した場合に気まずいという感情から、保証を付けるというのが大半の理由ですが、中には「10年保証というオプションを付けることで、見積内容を有耶無耶にする」というような目論見がある業者がいるのも事実です。

保証なしで20万円という業者と、10年保証付きで24万円という業者がいたら、どっちがお得か迷いませんか?10年間の保証に4万円の価値があるかどうかです。

給湯器の修理はどんなに安くても部品を1個交換するだけで2万円を超えるケースが多く、高い部品だと部品代だけで3万円以上する物もあります。そう考えると10年間の保証が4万なら安いような気もしなくもないですが…。

実は10年保証は3万円くらいで加入できることが多いです。この辺はメーカーによっても差があるので、興味があれば実際に調べてもらえればと思います。


石油給湯器を交換する際は複数社から見積もりを貰うことが重要

家庭用設備関連の仕事に従事しているという人なら内部事情を知っているので、適切な見積もりを出してくれる業者に任せてもいいでしょう。

しかし「ちゃんとした仕事をやってくれるという信頼できる業者がいない」という人は、ちゃんと複数の選択肢を持って、そのなかから吟味することをおすすめします。


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