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チョコミントインザラズベリーオレンジキャンディー / 短編小説その15

わたしは、鷹見春香は
自分が嫌いだ。

めちゃめちゃ、勉強ができるわけでもない。

石原さとみみたいにプルプルの唇で可愛いわけでもない。

部活は水泳をやっているが別にオリンピックを目指してるほど才能があるわけでもない。

毎日自転車でヘッドフォンを付けながら通学してて音楽は好きだが、音痴だ。

将来何かやりたいことがあるわけでもなく、何となく大学受験をしようとしてたり。

何か自分自身に誇れるものが
あるわけではない。

だから、嫌いだ。
嫌いというか、好きではない。

けど、一つだけ言えることがある。
幼なじみの
岩井孝弘のことが好きだ。

彼の前で、彼のことが好きな、自分。
そんな瞬間の自分は、大好きだ。

ピーナッツバターオンザストロベリートースト / 短編小説その2

へ続く

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