私たちの絶対領域 / 短編小説その7
私と彼女の友情は永遠だもの!ズットモだよ!
そう言わんばかりの、僕の目の前の女子高生2人組。
うんうん、そういうのアオハルでいいよね!いいと思う!
けど、この状況ではズットモはナシトモかなー。。。
あのね、朝の混む時間の電車の並ぶ位置って結構重要なの。僕が乗る駅からは絶対座れないから、いい立ち位置を確保するためにも、1番か、2番目に並んでないと確保できないのよね。
だから、あたなが1人でいるところに2番目に乗車できる権利として、並んだのが、僕。
そこに、電車が来る直前でズットモの友達?の女子高生2人目。
2人目は仮にハルカちゃんとしよう。
並んでた子は、スズちゃん。
仮にね。
スズちゃんは、ズット並んでたから1番に電車に乗る権利はある!
そして、2番目が僕!
そこに、当たり前のようにハルカちゃんが2番目に並ぶのは、ダメ。
それは2人のズットモの絶対領域かもしれないけど、そしたら僕もその領域に入ってるから、3人は永遠のズットモ?
ないないない。
年下には興味ない。
電車をちゃんと並ばない女には興味ない。
それなら、電車をちゃんと並ぶチャントモがええわ。
若い子の友情は新鮮で輝き美しくていいから、永遠とかズットモには突っ込まないけど、並べ。
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