「視覚障害者と旅の記録:世界を体感する旅行エッセイ)

1. イントロダクション

私たちが最初に旅行に出ることを決意したとき、多くの人々は驚きの声を上げました。何故なら、私たちは視覚障害者だからです。多くの人が日常で目を使って景色を楽しむのが旅の醍醐味だと感じていますが、私たちにとってはそれが全てではありません。旅行とは、新しい場所、新しい空気、新しい音、新しい匂い、新しい味に触れること。それは、未知の世界を五感すべてで感じ取ることです。

視覚障害者としての日常生活は、多くの点で一般の方とは異なります。毎日の生活の中で直面するさまざまな課題や困難がありますが、それに対処するための方法やテクニックを学び、それを活用して生活をしています。しかし、旅行はそれとはまた違った挑戦が待ち受けています。新しい環境、未知の場所での移動、異なる文化や言語の中でのコミュニケーションなど、数え上げればきりがありません。でも、それが私たちにとっての旅の魅力です。

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このマガジンでは、視覚障害者当事者である私自身が書いた記事をまとめております。当事者目線からの意見や経験したことなど、普段聞けないような内容を積極的に更新していきます。

ご覧いただきありがとうございます。 このマガジンでは、生まれつき明るさがわかる程度の視力しかない視覚障害者当事者である私自身の生まれた時の…

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