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ポルシェの黒色について思うこと

先日の内外装チェックでポルシェの黒色について話をしている。
はっきり言おう、ポルシェの黒はマジでカッコいい。他の意見を求めてもいないし、議論するつもりもない。カッコいいものはカッコいいのだ。

そもそもポルシェのデザインについては、奥が深すぎてとてもブログで書ける量では無いし、誰も求めていないので、超絶簡単にまとめてみよう。

創業者

フェルディナント・ポルシェ

創業者の長男

フェルディナント・アントン・エルンスト・ポルシェ(愛称フェリー)

創業者の孫

フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ(愛称ブッツィー)

この3人をとりあえず知っておけばOK牧場。
そして、私が個人的に大好きなのが孫のアレクサンダー氏なのだか、この方がいわゆるポルシェデザインの創業者。

ポルシェの黒色を語る上でわかりやすく書かれている文献があるので引用

こうして 1972 年に独立するフェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェ。専門であるデザインを手がけることに変わりはなかった。今日も内部で “F.A.” と呼ばれるこの事務所の最初の依頼は、皮肉にも古巣ポルシェからのクロノグラフのデザイン。ポルシェ AG での功労者および特定のクライアントに贈呈される時計のため、オリジナリティかつ高級感溢れるデザインが求められた。そして最低購入数量もこのグループによって保証されていたのだ。このような保証のあるプロダクト・デザインの依頼に対しても天才的な才能を提示することとなるフェルディナンド・アレクサンダー。仕上がった “Chronograph I” は、史上初の外装と文字盤が黒で統一されたクロノグラフであった。巧妙で美しさを求めたわけではない。レーシングカーや飛行機では窓からの光の反射を抑えるため黒主体のコックピットにメーターパネルが装着されていることを意識してデザインされたものだ。「当時、黒がデザイン色として認識され始めていました。それを象徴するのは 1972 年以降に製造されたポルシェ 911 の装飾パネルや窓枠。なのでクローム・メッキ仕上げではなく、マット・ブラック・フィニッシュとなっています。フェルディナンド・アレクサンダーはこの作品を通じて、黒主体のレイアウトをさらに後押ししたデザイナーなのです」と、ローランド・ハイラーがその背景を明かすのだ。

https://www.porsche.com/japan/jp/aboutporsche/christophorusmagazine/archive/380/articleoverview/article13/

その時の腕時計がこれ

ポルシェクロノグラフ1

さっきの引用の箇所に、光の反射を抑えるための黒を選択。それはメッキ仕上げではなく、マットブラックフィニッシュと書いてある。

この白と黒のコントラストのわかりやすさや、マットブラックそのものがなんとも言えない高級感を漂わせている。

ホディンキーとのコラボ
とにかく黒色の存在感がすごい
ため息が出るほど美しい黒色

で、簡単な話、この宝飾性ではなく実用性を突き詰めた先の究極のデザインが黒色であって、その精神が911のハンドルにも反映されてて最高にクールだよね、ってこと。

ポルシェデザインタルガ
下の画像もだけど、モノクロの中に赤の差し色があるのわかる?
腕時計もモノクロと赤のみ。コレがなんとも言えないカッコ良さを生む。

実用性を追求した先にあるデザインだからこそ飽きが来ないし、これだけ多くのオーナーを魅了し続けるんだと思うと、胸熱になっちゃう。
今回のタルガはポルシェ家の2代目と3代目のエッセンスが入ってるから、なおさら素敵やん!って思うんだよねきっと。

うーんマンダム。

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