絵の具をぜんぶ混ぜたら
小学校の図工の時間、となりの席の子が「絵の具をぜんぶ混ぜたら緑色になんねんで」と得意げに語ってきた。
「いや、緑の配分が多いだけやろ!」とツッコんだけれど、本人はいたって真剣。
小学校で使う、12色のアクリル絵の具。
再現せんと、その子は目の前でその12色を混ぜてくれた。
すると不思議なことに、混ぜられた絵の具は、見事なメロン色になったのだ!
という思い出。
今にして思うと、納得できる話かもしれない。
小学校で使う絵の具は「よく使われる12色」ってだけで、色に偏りがあってもおかしくないなと。
12色の絵の具には、黄緑と深緑の2色がの緑がありますし。
加えて、黄色と青色の絵の具を混ぜても、緑色なります。
実質、4/12本が緑みたいなもんです。
うん。緑が強そう。
というわけでネットで調べてみると、過去にテレビで同様の検証をしていました。
12色の絵の具を均等に混ぜた結果は……灰色になるそうです。
様々な色が均等に混ざると灰色に近づくそうで、だからホコリも灰色に見えるんだとか。
「やっぱり緑の配分が多かっただけかいな」
でも、検証したその子はリスペクトです。
実際にやってみるってのは、ステキことね。
自分も、12色の絵の具を混ぜるような人間でありたいです。
いい話風エンド。