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ついにマイコプラズマがやってくる…?流行前に要チェック‼

こんにちは大井田薬局です!

ニュースで見た方も多いかもしれませんが…マイコプラズマ肺炎が8年ぶりに大流行しているようですね!

マイコプラズマ肺炎は別名【オリンピック病】などと言われており、4年ごと夏季オリンピックの年に流行すると言われていました。

前回の4年前というと2020年でしたが…

当時は新型コロナ流行により多くの人が感染対策をしていたことや、東京オリンピックの開催時期もずれたことなどから…あまり流行しなかったようなんですね。

今年はパリオリンピックが開催され、マスクをしない人が増えたことなどから流行してしまった…という可能性が考えられそうです!

2024年9月下旬現在、大井田薬局がある群馬県内では、1週間において1医療機関当たり1.33人の受診と、前週と比べ増加しています。

人口の多い東京都では、なんと1医療機関当たり2.80人の受診と過去最多の数値となっています。

そこで、今回はマイコプラズマ肺炎の症状と、薬局では今どんな状況になっているのか紹介したいと思います!

マイコプラズマ肺炎の症状

そんな流行しそうな雰囲気があるマイコプラズマ肺炎…
ところで、マイコプラズマ肺炎にかかると、どのような症状があらわれるのでしょうか。

少し特徴をまとめましたので、ぜひご確認ください。

感染してから2~3週間で症状が出る

・37~38度の発熱・倦怠感・頭痛・のどの痛みなどからはじまる
・咳は発症から3~5日後にはじまる
・コンコンといった乾いた咳が3~4週間続く
・場合によっては肺炎が重症化し入院することも

こんな症状を伴うことが多いみたいです。

マイコプラズマ肺炎の治療

マイコプラズマ肺炎には、マクロライド系と言われる抗菌薬(クラリス、クラリシッド、ジスロマック等)が用いらることが多いようです。

大体はは2~3日で熱が下がりますが、重症の場合は入院治療を行う必要がでてきます。

その他、キノロン系(クラビット、オゼックス)やテトラサイクリン系(ミノマイシン※8歳以上に限る)と呼ばれる抗菌薬を使用することもおおいですね!

呼吸困難があればステロイド薬を点滴で投与するなど、重症化すると大変な感染症でもあります。

日本では抗生剤が品薄なので要注意

このnoteでも紹介させていただいたことがありますが、今、薬局ではとにかく薬がありません…。

数年前から今に至るまで、大井田薬局やおそらく他の日本全国の薬局でも抗生剤を含めた、多くの医薬品が品薄状態となっています。

市場に出回る薬の量が少なくなっていたところに感染症が流行し、抗生剤の需要が一気に増えたことにより薬が足りなくなるということが発生しています。

マイコプラズマに有効なマクロライド系にだけでなく…今流行しているといわれる溶連菌感染症に有効なペニシリン系と言われる抗生剤(アモキシシリンなど)も手に入りにくい状況です。

特に大井田薬局のような、様々な医療機関の処方せんを受け付ける薬局では、抗生剤を含む処方せんを持って行ったのに薬局に薬がない…という状況が多発しています。

少し面倒ですが、スムーズに必要な薬を購入するためにも、処方せんが出たら先に調剤薬局へ在庫の有無を確認するといいかもしれませんね!

まとめ:大流行中の予感…十分に注意を!

いかがだったでしょうか!

マイコプラズマは軽症で済むことも多いといわれている感染症とはいえ…感染を拡大させないためにも手洗い・うがいを徹底し、感染対策を心がけたいところですね!

また、インフルエンザや、かつての新型コロナウイルスのように、公的な機関が設ける出勤・出席停止期間はありません。

症状が落ち着いたら出勤・登校は可能になります。

マイコプラズマは軽症であればほとんど自覚症状がないこともあり、知らず知らずのうちに周囲へ感染を広げてしまうことも考えられます。

ご自身が感染を広げないように咳エチケットを心がけることが大切です。
気温の乱高下多く、体調を崩しやすいシーズンです。体調管理には十分にお気を付けて過ごしていきましょうね!

薬の相談など、心配なことがあれば大井田薬局のスタッフにぜひご相談ください!


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