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妊娠中のちょっとしたトラブル…漢方薬で対応できるかも?

こんにちは!大井田薬局です。

大井田薬局では日々様々な患者様が来局されます。
ので、当然妊婦の方もいらっしゃいます。

投薬時に妊娠中の注意点を含め、薬の説明をさせていただいています。
でも、もしかしたら病気や合併症が原因ではない「マイナートラブル」と呼ばれる症状に関してはなかなか相談する機会がないのではないでしょうか?

そこで、今回は妊娠中に起こりやすい「マイナートラブル」と特に漢方薬での対処方法について紹介できればと思います!

今回も最後までよろしくお願いします。


妊娠中は体の異変があちこちに!

妊娠が分かって幸せな気持ちになったのもつかの間…

なんだか気持ち悪い…調子悪い…

なんてマイナートラブルに悩まされる方も多いのではないでしょうか?

発現しやすい症状として、便秘や痔、眠気、イライラ、疲れ、肩こり、お腹の緊張、胃の圧迫感、腰痛やその周辺の痛み、むくみ、こむら返り、つわり(吐き気や臭いに敏感になるなど)などがあります。

このようなマイナートラブルを解消する手段として、漢方薬が用いられることもあります。

漢方の世界では、人間の体は、「気」「血」「水」で構成されていると考えられているようです。

気は元気やエネルギーのこと、血は血液、水はカラダの中を流れる血以外の水分のことをさしています。

妊娠中は特に体の「血」や「水」の巡りに異常が起こりやすいといわれており、それらの異常を整えるため漢方薬が使われるのです。

実際、マイナートラブルに対して適用されている漢方薬について一例を挙げてみます。

つわり:半夏厚朴湯、五苓散
胃もたれ(妊娠末期):六君子湯
便秘:大建中湯(+酸化マグネシウム)
下痢:人参湯
貧血:四物湯、十全大補湯
筋肉のけいれん(こむら返り):芍薬甘草湯
子宮収縮抑制薬による動悸:当帰芍薬散
かぜの初期:葛根湯 ※
喉が痛い:桔梗湯
:麦門冬湯
花粉症:小青竜湯 ※ (鼻水)、越び加朮湯 ※ (目の痒み)
※ マオウ(麻黄)含有のものは長期の内服は不可

かなり多くの症状に漢方薬が利用されているのがわかるかと思います!

表記されているような症状で、漢方薬での対応が気になった方は、かかりつけの産婦人科医に相談してみるのもいいと思います。

漢方薬の服用が苦手な方に

これらの漢方薬が処方されたけど…つわりや嘔気で飲みにくいといったこともあるでしょう。

妊娠中は匂いに敏感になる方も多く、漢方特有の風味に嫌悪感を感じる方も…

そもそも漢方薬の服用が苦手…という方もいらっしゃるかもしれません。

その時は、以下のように飲んでみるのはどうでしょうか!

吐き気やにおいに敏感で、漢方薬が飲みにくい方にお勧めの飲み方

①コップに半分程度お湯を入れ、レンジでチンして十分に溶かす(500Wで30~40秒)
②氷のブロックをいれてキンキンに冷やす
③10分位かけてチビチビくちに流し込む

マイナートラブルの症状は個人差もあり、時間の経過とともに解消することが多いので、症状がつらくてもそのままにしてしまうこともあるかと思います。

これらの使用で、少しでも症状の緩和につながればよいな…と思います。

カラダに優しいというイメージがある漢方薬ですが、薬であることに変わりはありません。

副作用も報告されているので、決して自己判断では服用しないことが大切です。まずは薬剤師、医師など専門家にご相談いただければ思います。

処方された漢方薬であっても、服用後に体調がすぐれないようなことがあれば、薬局や病院に相談してくださいね!

まとめ

いかがだったでしょうか!

一つの命を産み育てるというのは…本当に大変なことです。
基本は、かかりつけの産婦人科医への相談が多くなるとは思いますが…

今回紹介した妊娠中のマイナートラブルに対して、大井田薬局でも何か力になれることがあるかもしれません!

薬のことで困ったことがあればぜひご相談くださいね。
では、また次の記事で!


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