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【イベントレポート】大分にイノベーションを起こせ! OITAイノベーターズ・コレジオが開校!

文章:永松寛之(別府大学 発酵食品学科 学生)


時代が平成から令和へと変わり、日本各地で新しい取り組みが始まっている中、九州大分県で新しい挑戦を志す人達が集まった。

OITAイノベーターズ・コレジオのキックオフイベントが開催された!

本レポートでは、2019年5月25日に開催されたOITAイノベーターズ・コレジオのキックオフイベントについて紹介したい。
OITAイノベーターズ・コレジオは、大分で学ぶ、働く、生活をしている人達が自分の持つ可能性の発現やアイデアを実現するために、日本を代表するリーダーをゲストに招き、イノベーターとなるためのノウハウを培うイベントだ。

ゲストとして来ていただいたのは、この二人だ!
当日のゲストは、Yahoo!アカデミア学長であり、『一分で話せ!』の著者でもある伊藤洋一氏とFunleash代表取締役である志水静香氏である。

伊藤氏と志水氏による“イノベーション”とは何かという本質を考えるトークからイベントはスタートした。笑いも交えた、楽しい雰囲気とそれぞれのプレゼンターの”イノベーション”に関する思いが詰まった内容であった。


トークの具体的な内容は以下のとおりである。
志水氏は、現代社会の変化のスピードや、都会とは違う地方だからこそ生まれる”イノベーション”に価値があることを強調していた。そして、”イノベーション”とは“一つのアイデアに様々な別のアイデアを結合することで生まれる”と話した。
伊藤氏は、イノベーションが生まれてきた歴史と現代のIoT技術とモノのあり方を紹介し、イノベーションが起きるときにはあっという間に劇的な変化を遂げると述べた。なんと、T型フォードの登場は、たったの10年間足らずでニューヨークから馬車を駆逐したというのだ。そして、”イノベーション”とは”行動力”であると話した。

地方に数多く存在する「困りごと」がイノベーションを生む
次にOITAイノベーターズ・コレジオの企画者であり、ファシリテーターでもある、大分大学経済学部講師の碇氏をコーディネーターに迎え、パネルディスカッションが始まった。
三人でのトークは都会と地方で起こるイノベーションについてから始まった。

都会は便利で、地方は不便な事が多い。不便とは、人が日常的に感じる「困るなあ~」という感情である。しかし、イノベーションの種は、この「困る」から芽生えることが多い。

話は”ダイバーシティ”について
ダイバーシティは、”みんな違ってみんないい”。つまり、人のユニークさを認め、自分のユニークを発揮することで、新しいイノベーションが生まれる。志水氏の話で、「他業種の人と関わることで、より自分の外の世界を知ることができ、新しいアイデアが生まれる」というのがあった。このイベントが、すでに、それを実現しており、多様な人達の集まりがどんなアイデアを生み出し、一人のイノベーターになるのか楽しみだ。

ワークショップ「1分で話せin 大分」
イベントは最後に、伊藤氏によるベストセラーのビジネス書『一分で話せ』をベースとしたワークショップへ移った。

ワークショップでは、コミュニケーションの本質について考えることから始まった。伝えるということは、聞き手に動いてもらうために行う。では、どのようにすれば、聞き手が動くようなプレゼンテーションをすることができるのか。

キーワードは3つである。
① AIDMA ②スッキリ・カンタン ③ピラミッドストラクチャーだ。

まず、AIDMAとは。
Attention(注目) Interest(興味) Desire(いいね!と思うこと) Memory(記憶)
Action(行動)のことである。伊藤氏の講演では、このAIDMAに沿って、トークが行われた。人に何かを伝えるときに意識するべきキーワードである。会場でこのAIDMA を知っていた人も少数だった。AIDMAを肌で感じたことは、受講生にとってもいい経験になったはずだ。

次に、スッキリ・カンタンについてだ。
言葉の通りなのだが、意外と難しい。私がこのイベントレポートを書いている中でもかなり気をつけている。ポイントとしては、字数が少なく、中学生でも、わかるようなワードで話す、書くということだ。専門的な知識を身に着けるにつれ、この“スッキリ・カンタン”というのは疎かになるのかもしれない。

最後にピラミッドストラクチャーである。
ピラミッドストラクチャーとは、自分の持つアイデアを一つのピラミッド状の図形に書き出し、アイデアをよりわかりやすく、思いが相手に伝わるように用いる手段の一つだ。下記の写真は実際に私がアウトプットした、ピラミッドストラクチャーを参考として掲載する。


OITA イノベーターズ・コレジオのキックオフイベントは、受講生の気持ちと行動力に推進力を与えた。これから回を経つごとに、受講生は自らの思いを実現へと近づけていくだろう。

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