『あつさう』−頭重いので凝って凝って据えます、、。−『風俗三十二相』
今日はやっと就活の最終面接が終わりましたので、一旦就活終了。
というのもそこに掛けているとかではなく、大学院に進学する方向で考えているので就活はお休みということであります。
大学院行くとかじゃないとこんなに毎日記事書きませんよね。笑
そのために十二月入ったし本腰入れて英語や第二外国語をやっていかないといけませんね。
そのためにも貯金していかないと、、。最近お金ないのヤバめです。
お誕生日祝った彼氏にご飯代出させたくらい、、。笑えない!
とはいえ年末はお金が必要になるなあ、、。本当に要らないものは買わないようにしないと、、。
そんな金欠な日も月岡芳年。
今回は『風俗三十二相』の「あつさう 文政年間 内室の風俗」です。
今回の女性は背中のツボにお灸を据えているためにその熱さに耐えている様子ですね。
背中の白い肌に据えていて、ちょうど桃色に肌色が変わってしまっています。目を細めて目の辺りを紅潮させているのがより一層我慢しているのが伝わってくる描写です。
背中の猫背具合と首の枝垂れ具合は相当不自然なほどではあるものの、女性の背中のしなやかな線と首から背中までの肌の白さがこれまで描いてきた女性の中で一番の艶かしさを演出しているようですね。
お灸というのが私よくわからないのですが、ツボを刺激する療法であるイメージです。
お灸は肩こりや腰痛だけでなく、アレルギー疾患や膠原病、冷え性などに用いられることが多く、主に慢性疾患に対して選択されます。
今ではこんなにも色々な免疫効果やアロマ効果や自律神経を整えたりといった効能があるのにも関わらずこんなにも女性が熱さに耐えてまでやる必要があるのかと感じてしまうほどの表情です。
いやあ、一回やってみたいなあ、、。
今回もまた女性の髪型に着目です。
今回は髪型ではなく髪飾りのこと。
絵の女性が付けているのが櫛、笄、簪の三つです。
櫛はわたしたちが普段使っているように髪を解かすだけの方法ではなく当時には髪飾りとして使われていました。
櫛の素材には鼈甲や木、象牙、金属などが使われていて柄にも蒔絵や螺鈿が施されていたりとかなり凝ったものが流通していたようです。
いろんなカスタムができた楽しさがあったのでしょう。
笄はよく知りませんでしたが、髪を巻いて髷を作るたの棒状のものであるようです。
1 髪をかき上げるのに使った、箸はしに似た細長い道具。銀・象牙などで作る。
2 女性の髷まげに横に挿して飾りとする道具。金・銀・水晶・瑪瑙めのう・鼈甲べっこうなどで作る。
3 刀の鞘さやの差表さしおもてにさしておく篦へら状のもの。髪をなでつけるのに用いる。
今でいうポンパドールにしたままでできたり一つにお団子にしたままにできるカーラーみたいな役割となるものかな?
それにしても棒状の笄がいつまでも頭にあると本当に重いだろうなと感じてならないです。中には鶴の骨を笄にしていたりするものもあるようです。
それに加えて簪もあります。
めちゃくちゃ頭重そう、、。
当時の女性はおしゃれする時だけではなく日常的にこんなに大変な髪型にしていると考えると肩こるし、腰も痛くなるだろうと思います。
だからこそこのようにお灸を据えてツボを刺激してリラックスしたり凝りを解消しているのでしょう。
今日はここまで!
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