『相馬の古内裏』受け売りをほざく!!!
キョキョ今日はテレ東の『美の巨人たち』で歌川国芳の「相馬の古内裏」が特集されていましたね!昨日の夜に知ったのでほんと運よく知ることができました!それにしても初心者にはてんこ盛りな内容だった、、!楽しかった〜!頭パンパン!来週には絶対に太田記念美術館の歌川国芳の展示の後期を見に行かねば!と思っていたので予習ができてよかった、、!でも混んでそう、、笑
今日はこのテレビを見ながら色々メモをしていたので復習をしていきたいと思います!三つのポイントを押さえながら見ていきましょう。
そのメモがこちら↓
ざ、雑〜。笑
今回の「相馬の古内裏」がこちらです。
この絵は右には大きな骸骨が配されてその顔の下には刀を首に当てられた武者、その刀で押さえつけるむしゃ。その左には何か巻物を手に持ってその様子を見ている女性がいます。
この絵は一つの物語をモチーフに描いています。
これは文化3年(1806)に出版された山東京伝(さんとうきょうでん)の読本『善知安方忠義伝』(うとうやすかたちゅうぎでん)に載る話を題材にしています
この物語の筋もこちらに記載があります。
相馬の古内裏は、相馬小次郎こと平将門が下総国猿島郡に内裏を模して建てた屋敷が、将門の乱の兵火で廃屋となったもの。将門の娘、滝夜叉姫(たきやしゃひめ)が父の遺志をつごうと、この廃屋で妖術を使って味方を募り、やがて妖怪が出没するようになりました。噂を聞いた大宅太郎光国(おおやのたろうみつくに)が妖怪退治に向かい、滝夜叉姫と対決する場面がこの絵には描かれています。
この骸骨に呪いをかけてそれを下の武者たちに襲うようにさせています。
この物語では主役が右の女性の滝夜叉姫であるのにもかかわらず、絵では骸骨がメインになっています。ただ物語を絵にしているというわけではなく、規制の多かった時代ならではの風刺であったようです。
人間の強から生まれた生き物である骸骨は人間をも凌駕する大きさとその抵抗できない恐ろしさで物語上のヒーローである武者大宅太郎光国を襲う様子が描かれているアンチヒーローの絵です。悪役がメインとなっていもので、まさに描かれた時代の政治批判を描いています。人返し、株仲間の解散、質素倹約、上知令などの失策に不満を募らせた庶民はこの絵での風刺を読み解くことで発散することができたといいます。
また、この絵は一枚の横長の絵ではありますが、それは3枚の絵によって構成されています。
この方法を”続きもの”といい、一枚にまとめることをせずに数枚に分けることで時代に適応していました。なぜなら一枚の”大きな”絵にすることは節約の政策を行う時代には贅沢とされ、規制の対象となりました。そこでその規制をすり抜ける技として一枚の大きな絵を数枚に分割して出版することで消費者の手に届く頃には一つの絵になっているという頭のいいやり方、、!一番謎の多い箇所から出版することで、続きを期待させ、完結するときには予想したものかどうか楽しめるという流れが生まれます。あったまいい〜!
これはこの絵のように横長ではなく、縦にも長くある作品があるようです。
また、この絵は浮世絵には珍しいものが描かれています。
それが”影”。浮世絵は多くは陰影は描かれることのないものでそれが描かれていくものはかなり近代的だと感じます。
この影が投影されているのが骸骨のみ。一方でこの絵の登場人物の三人には従来の浮世絵のように影のないベタ塗りの人物像です。この骸骨の陰影は3Dを感じさせる効果があります。このような浮世絵に新たな道を与えた影はビジュアル革命をもたらしたと言います。
ここまでテレビの受け売りをつらつらとほざきましたが、来週は太田記念美術館の展示には行って自分なりに色々分析できるように頑張りたいと思います。!
今日はここまで!