『みたさう』−お姉様の世界を覗き少女−『風俗三十二相』
今日はまた雨ですね。
昨日友人と深夜にジムで合同トレーニングしようなどと言っていましたが、そこが私の家から50分かかるところで、しかも一人が遅れそうなのでいくまでの電車もないような時間になりそうだったので流石にやめました。。。
痴漢は顔を選ばないというので、いくら私でも女が一人で雨の中駅まで歩いていたら危なすぎて、、。
ジムは家から近いところに限ります。
ちょっと前まで家かた自転車で3分くらいのところに通っていたので家から50分のところは流石に乗り気になれません。
来年あたりから新しいバイトとしてジムでバイトしたいと思っているのでこの際ちょっと会費高めのところを選んでみようと思ってます。笑
バイトすると施設利用費ただですからね、、!
とりあえず雨に耐え忍ぶだけですね。前半後半で全然話関係なくなってますけど、、。
そんな雨の日も月岡芳年。
今回は『風俗三十二相』の第十三「みたさう 天保年間 御小性之風俗」です。
この少女は副題の通り「お小姓」という役割の人です。
お小姓とは大奥に仕える女中の職種の一つです。
大奥の場合は少女であるようですが、大奥でない場合は
と、少年がその役割を担っていたようです。
城とか屋敷だけでなく寺院に支えたり、幕府の若年寄などの重役にも仕えることがあったようです。
この絵の少女は少し開いた簾障子から顔を覗かせて中を見ています。
服装的に真っピンクの朝顔の柄や赤い紐で少女らしいかわいらしさが出ているので、まだ大人びた年齢でもない十代前半であると予想します。
やはりまだ十代前半となると、まだ大奥で働き出して物珍しい光景に日々刺激をうけているのではないでしょうか。
中を覗き、口の近くに袖を持っていることで声を漏らさないようにしています。
大人のお姉さんたちが興味深いシビアな話をしているのか、少女にはわからない世界の遊びをしているのか。
大奥というのは今でもドラマになったり映画になったりして、興味深い舞台として出てくることが多いですね。
特にその女性たちの職場であるということから、かなり陰湿で壮絶な争いの繰り広げられる場所だというように認識されています。なんせ将軍以外の男性は立ち入り禁止だったのです。
楊州周延の『千代田之大奥 歌合』です。
本当に身なりのきちんとした女性たちが、しかも年齢関係なく芸を嗜んでいます。
この女性たちは題名の通り歌合をしているということなので、ただの庶民出身の女性ではなく、小さい頃からきちんと教育を受けた家の子たちばかりなのでしょう。
『千代田の大奥 猿若狂言』 楊洲周延のものです。
これまた芸に励んでいます。
彼女たちはただ楽しんでいるというわけでなく、仕事の一つにおもてなしとして接客したり、歌舞や謡曲を披露したりという職種もあるのでそのためなのでしょう。
大奥にはおよそ11の職種があったのでその中の一つにある御次という職種は歌舞や謡曲を嗜む必要があったのでしょう。
他にも料理を作ったり、番人として寝ずの番をしたり、裁縫を担当したりといった仕事もありました。
大奥は全体でおよそ二千人に及ぶ従業員数になることがあったので色々な細々とした職種もあったのでしょう。
それにしても私は大奥に関して映画もドラマも見ていないので年末にかけて見ていきたいなと思いました!
今日はここまで!
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