今日のお問い合わせ1 床の傷みが気になる!~無垢フローリング編~
床の傷みが気になる!
〜無垢フローリング編〜
Q.キッチン床のスレや傷みが気になって塗装でのメンテナンスをしたい。仕上げは今のナチュラルな感じを残したいです。
A.こちらの床は無垢フローリング。工場塗装された製品のようですが、経年劣化で塗膜が擦れ素地の木が表出して黒ずんできていますので一部着色が必要かもしれませんがナチュラル感を保ち仕上げます。
今回は、住まわれている状態での施工となります。できるだけ生活に負担のない塗装仕様を組んで施工に当たります。
まずは下地処理。全体をクリーニングし残っている塗膜の処理から始めます。擦れがひどく塗膜の無くなってしまっている隣、所々残ってしまった塗膜と木の毛羽立ちをとるためにサンダーで全面研磨します。下地と新たに塗る塗料の密着性や仕上がりに差が出ますので、この工程がいちばん重要と言っても良いでしょう。
サンダーがけ後、清掃や粉を拭き取り清浄な面を作ってから塗装していきます。
住いながらの施工ですので、夕方には使えるよう乾燥の早く臭いの気にならない塗料を選びました。施工中もキッチン使用できるよう乾燥時間をしっかりとり、少し余裕を持ったスケジュールで進めました。
塗装、研磨、清掃を塗膜の残っている部分と塗膜の無くなってしまった部分との差が目立たなくなるまで数回繰り返します。
今回は最終的に4回塗装しました。
黒ずみの部分も着色せず周りと違和感なくおさまりました。塗装するとクリア塗料でも木の色がのぼります。気になる黒ずみも木地の色がよくのぼり当初のナチュラルなイメージを崩すことなく仕上がりました。
まとめ
施工日数は延べ4日。
作業時間は1日目のサンダーと塗装1回で約半日。その後研磨+塗装で数時間を3回。夕方には使用できるよう乾燥時間を多めに取りました。気温など条件によってはもう少し縮めることはできます。
今回は無垢の床材でしたのでサンダーがけもできましたが、床材によっては基材と表面材を貼り合わせた複合タイプのフローリングもありその場合はサンダーで表面材を削りすぎてしまったり、摩耗が酷い場合もは基材の露出が見られることもあります。床材に合わせた補修や施工、塗料選びが必要です。
複合タイプの床材についてはまた別記事に残したいと思います。
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