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エアーブラシで映画と絵

「2020年に観た映画ベスト10をまとめよう!」
と写真を見返していたら去年の今頃描いていたエアーブラシ絵の記録が出てきたので、ちょっと寄り道。

この絵は2019年に観た映画24作品の一コマを並べたものです。2019ベスト10に選んだ作品と一緒に振り返りながらメモってみます。

10位 太陽
上田劇作家大会が開催されていてそのプログラムの一つでした。ぽっと紹介されて観に行ったんですよね。劇団イキウメの演劇作品を映画化した作品です。ラッキーなことにイキウメの前川知大さん、入江悠監督の対談を聴くことができ、物語はもちろん演劇的視点、映画的視点それぞれの表現方法の違いのお話を合わせて聴くことができぐっと深みを感じたのを憶えています。

9位 シークレットスーパースター
初めて観たインド映画でした。国柄でしょうか、強烈な男尊女卑の家庭環境に衝撃を受けてしまいました。弟がね、かわいいのよ。

8位 盆唄
距離を超えて人がつながり結ばれてくさまに音楽や伝統の懐の深さを感じました。唄に向き合い動く人々も魅力的でした。

7位 ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた
父娘の関係がいい。乗り越えることも素晴らしい、受け入れることで得る幸福も美しい。

6位 ラスト・ムービー・スター
自分も人生折り返しなんて思っていろいろ気になることが出てきます。でもつまらないことは、とりあえず置いておこう。そんな風に思える作品でした。途中のあらすじは変えられる。

5位 ウィーアーリトルゾンビーズ
長久允監督が夏休み最後の日に、子供たちに向けて無料公開するという熱い思いに惹かれて観ることに。映画館で初めて涙した作品です。

4位 細い目
区別や住み分けはそれぞれを守るためだろうか。民族や人種は人と人を隔てるものなのか。日常感じられない世界を感じた。もう少しでも他民族の社会について知っていれば深い見方ができたんだろうな。

3位 ディリリとパリの時間旅行
美しい絵の中で賢い少女ディリリの微笑ましい物語。かと思いきや…。驚きの展開でした。
質の高い海外アニメ作品、これからもチェックしたいと思った作品。

2位 タレンタイム
4位にあげた細い目と同じくヤスミン・アフマド監督の作品。
マレーシアの日本では感じることのできない、民族、宗教、生まれ。主人公たちそれぞれの環境、生まれに悩みながらももがき前に進もうとする姿がグッとくる。なかなか観れる機会の少ない作品だったようですが、この3月ついにDVD化されるようです。

1位 疑惑とダンス
全編アドリブで撮られたということを知り、俳優さんたちの底力に度肝を抜かれました。映画って面白い!俳優さん達凄い!
この日は客席にひとりぼっちだったけど、映画を観るきっかけになった記念碑的作品。

以上が2019年ベスト10です。
伸び代たっぷりな絵の出来やマスキングテープやらベニヤ丸出しな写真はともかく、映画館で何度も気持ちを揺さぶられたのは間違いありません。
順位をつけるのは初めてのことで、10作品に絞るのも大変でしたがそれも含めて映画体験。悩みながら思い出すのもまた楽し、です。

それまで映画館で映画を観るのは数年に一回程度でしたが、いろんな偶然が重なって今では月に数回足を運ぶようになりました。
楽しいですよ、映画館で観る映画。

さて、そろそろ寄り道から戻って、今年もまた2020年版ベスト10をまとめようと思います。

最後までありがとうございました。
それでは、また。

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